秋冬限定販売だった2個入りの「雪見だいふく」アイスを、今年4月から全国で通年販売に踏み切るのは、市販用アイス最大手のロッテアイス。冬季限定を取り払うことで売上規模を一気に拡大し、年間100億円のメガブランドに早期に育成する考えで、18年の同社最大の取り組みとなる。 「若い女性を中心に愛され秋冬限定販売だった『雪見だいふく』を、幅広い世代に年中いつでも食べてもらうブランドへ舵を切る」(同社の海老原真一執行役員商品開発部長)。 通年販売化は、発売から33年間守り続けてきた秋冬の風物詩のイメージ、こたつで食べるアイスの世界観を、「メーカーが勝手に限定しているだけではないか?」とのブランド担当者の疑問がきっかけ。 消費者調査してみると、ロングセラー商品ゆえ、1年中売っていると思っている人が大半を占めたことから、丸くて柔らかなもちアイスの癒されるイメージが、季節問わず受け入れられるのではないかと、1