いまや家電やクルマに搭載されていたり、株式の値動きを予測したりと、身近なところで私たちの生活を支えている「人工知能(AI)」。もし将来、これまで以上に発展が続けば、私たちはもっと心豊かに暮らせるようになるのだろうか。そしてもし過去に――それも私たちが多感な時期や、仕事や恋に振り回されたあの時期に――AIが存在していたとしたら私たちの人生はどう変わっていたのだろうか。 人でもモノでもない「AIになら相談できる」かも 将来、「人間社会」という言葉がなくなるかもしれません。 ……と書くと驚かれるかもしれませんが、人間だけで構成される社会であり続けないかもしれない、という感じでしょうか。AIの進化で、人かモノ・機械か、という明確な区別ができないような存在が生まれて、社会を構築していく未来があるのではないかと思います。 といっても、松本零士さんの『銀河鉄道999』の世界のように人間が機械になったよう