2021年05月19日10時00分 【市況】武者陵司「ポストコロナ世界経済回復視野に、日本株が再度注目スポットに」 ●米国で進行するセクターローテーション、先駆株の調整 ナスダック、フィラデルフィア半導体株指数などの急ピッチの調整が起き、先週(5月10日~14日)世界株式のセルオフが勃発。 日経平均株価は5月11日、12日、13日の3日間で2300円、7.7%の暴落となり、年初水準の2万7358円まで低下。年初来の値上がり(昨年末比11.9%上昇)をすべて吐き出した。もっとも、SQ明けの14日(金)には636円高となった。 この間、米国株式は、S&P500やダウ工業株30種の下落は高値から4.4%にとどまり、週末の13日、14日には下落幅の半分以上が取り戻されている。本格的な調整が始まったわけではなかったようである。過去1年間の市場を先導したインターネットプラットフォーマーや 半導体などハ