2021年04月07日19時30分 【特集】「GIGAスクール元年」教育DX革命で翔ぶ“上昇メガトレンド株”精選 <株探トップ特集> GIGAスクール構想が順調に進んでいる。1人1台端末が普及することで、今後はデジタル教科書・教材やセキュリティーソフトなどの需要が拡大しそうだ。 ―約98%の自治体が環境整備完了で、教育コンテンツなどを手掛ける企業に商機― 公立小中学校の情報通信技術(ICT)環境を実現するGIGAスクール構想が順調に進んでいるようだ。文部科学省によると、1812の自治体のうち約98%が3月末までに端末の納品が完了(生徒の手元に端末が渡り、インターネットの整備を含めて学校での利用が可能となる状態)したもようで、「GIGAスクール元年」ともいうべき1人1台端末での学びが本格的にスタートすることになる。今後はデジタル教科書・教材やセキュリティーソフトなどが需要期に入ってくるとみら
はまだ・ひろし 1959年、東京都生まれ。1982年、早稲田大学卒業。91年、米アリゾナ州立大学サンダーバード国際経営大学院に留学、国際経営学修士課程修了。95年にデル・コンピュータ(現デル)入社、2000年に同社代表取締役社長および同社米国本社副社長を務める。08年にHOYA執行役最高執行責任者(COO)となり、11年同社取締役兼代表執行役COO。15年5月にARUHI(アルヒ)代表取締役会長兼最高経営責任者(CEO)、同年9月から同社代表取締役会長兼社長・CEO兼COO。 ■社外取締役、「形」よりも「人」 ――近年は、日本企業でもガバナンス改革が加速しています。社外取締役という「外部の目」を活用することで企業価値を上げていこうという動きが広がっています。 まず、「正しい」社外取締役を選ばないといけないでしょう。コーポレートガバナンス改革は、一定数の社外取締役を入れなくてはならないという
一時は海外のライセンス事業が拡大し好業績だったが、ここに来て苦戦している(記者撮影) 「経営戦略を踏襲するつもりはいっさいございません。のダメな部分は徹底的に変革させながら、素晴らしい企業に成長していきたい」 創業社長であり祖父の辻信太郎氏から社長のバトンを引き継ぐ辻朋邦新社長は、6月の決算説明会でそう決意を語った。 は1960年の創業以来、辻信太郎氏が60年にわたって社長を務めてきた。92歳のカリスマはトップ交代で会長に就き、7月から社長に就いた辻朋邦氏は31歳。経営トップが実に61歳も若返った。 2019年度の営業利益は半減足元の業績は厳しく、辻新社長が言う「徹底的な変革」が待ったなしの状況だ。2020年3月期は、新型コロナウイルスの感染拡大前まで、直営店や百貨店、量販店で自社のキャラクターのグッズを販売する物販事業や、「ピューロランド」などを運営するテーマパーク事業が好調だったため、
「ハローキティ」などで知られるサンリオで1960年の創業以来はじめて社長が交代する。創業者の辻信太郎社長(92)は代表権を持つ会長に退き、孫の辻朋邦専務(31)が7月1日付けで社長に昇格した。 「ゆるキャラのよう」という声もあがっている辻朋邦氏 ©共同通信社 450以上のキャラクターを自社開発してきたサンリオだが、売上の大部分を占めるのはキティ関連だ。98年から地域限定の「ご当地キティ」の販売を始め、女子高生を中心にブームが到来。だが、2000年代に入ってブームが去ると、業績が低迷した。 そんななか、救世主となったのが、信太郎氏の長男、邦彦氏だった。 「邦彦氏は物販事業からライセンスビジネスへの転換をさせたのです。鳩山由紀夫元総理の又従兄弟で、三菱商事でコンテンツビジネスに携わっていた鳩山玲人(れひと)氏を招き、海外企業からキャラクター使用料を得る事業を中核に据え、デザイン変更を認めるなど
「新型コロナの影響がありながらも、過去にない営業赤字を出してしまった。そのことを痛切に反省し、サンリオが未来永劫続いていける企業になるために、第二の創業という覚悟でやっていく」――。 5月25日のWeb説明会において、辻朋邦社長は自ら言い聞かせるように語った。 2021年3月期のサンリオは売上高が410億円(前期比25%減)、営業損益は32.8億円の赤字(前期は21億円の黒字)、当期純利益は39.6億円の赤字となった。最終赤字転落は実に12期ぶりだ。 国内は収益柱のキャラクターライセンス(企業などに使用を認めて使用料を受け取る)がマスクなどの商品を伸ばしたものの、訪日客向けや観光関連はコロナで大幅に苦戦。物販も店舗休業に加え、学童関連やギフト需要が落ち込んだ。 ピューロランドで大幅な損失 屋内型テーマパーク「サンリオピューロランド」(東京・多摩市)は2020年2月から7月半ばまで臨時休園を
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