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芸術に関するmacchaunoのブックマーク (3)

  • オリジナリティについて

    誰がだれのマネしたとかせんとか、もう当にウルサイことである。 オリジナリティとは何かという問題についてついぞ考えたこともなく、今後もけっして考えないであろう人たちだけが、盗用があったとかなかったとか、そんなことだけで騒ぎたがるのである。騒ぎたければ勝手に騒げばよいが、そのことによって等閑視されてしまう問題があり、それが美学的には重要な問題なのである。 オリジナリティとは何かをちゃんと考えたことのない人たちにとって、オリジナリティとはたんに、他のものに似ていないということにすぎない。そういうオリジナリティだったら、ネット検索で容易に判定できる。そんなことはまあ、美学的には、どうでもいい。いや、むしろ有害な態度である。なぜならそうした態度は、作品をちゃんと視て真剣に思考することから、私たちをどんどん遠ざけてしまうからである。 類例がないからオリジナルだという考えは、戦争がないから平和だという

    macchauno
    macchauno 2015/09/17
    “問題は、過去の何かを真似ているかどうかではなくて、未来の誰かがそれを真似るかどうかということである。”
  • それはなぜ「醜い」のか? ウンベルト・エーコの傑作、『醜の歴史』 - チェコ好きの日記

    語の「美術」という言葉には、「美」という文字が入っています。そのためというわけでもないんでしょうが、私たちは絵画や彫刻作品などを、どうしても「美しいもの」を表現していると考えがちです。 ところが、諸々の作品を見直してみると、絵画や彫刻が必ずしも「美しいもの」を表現してきたわけではないということに、すぐ気が付きます。というか、「美しい」って何なんでしょう。平安時代の美人と現代の美人では「美」の基準が異なるみたいな話が有名なように、「美」の概念は常に一定ではありません。それぞれの時代の状況や他国の文化を反映しながら、「美」の概念はどんどん入れ替わっていきます。 では、「美」の対極である「醜」は? それを解き明かしてくれるのが、知の巨匠ウンベルト・エーコの『醜の歴史』です。といっても、全世界・全人種の「醜」の概念を網羅するのはさすがのウンベルト・エーコも手に負えなかったようで、このでたどっ

    それはなぜ「醜い」のか? ウンベルト・エーコの傑作、『醜の歴史』 - チェコ好きの日記
    macchauno
    macchauno 2014/03/16
    はああおもしろい
  • 絵画に隠された意図を読む - チェコ好きの日記

    芸術作品を鑑賞するとき、必要なのは「感性」だと思いますか、それとも「知識」だと思いますか? 結論からいうと、「『感性』だけでも楽しめるけど『知識』があるとなおよし、ただし『知識』だけで観るのはつまらない」といったあたりが、おそらく正解に極めて近い解答です。 『あなたの美術の知識がどれくらいあるかを試す例題10問 - (チェコ好き)の日記』でも書きましたが、私たちのような一般人が、普通に文字の読み書きができる社会になったのは歴史的にみればつい最近のこと。それまでは長らく、文字の読み書きなんて一部の貴族や高僧以外できない、必要ない、という社会がずっと続いていたのです。 そんな時代に絵画が果たしていた役割の1つが、「メディア」でした。絵のなかに様々なモチーフを盛り込んで、文字の読み書きができない大衆に対して「こういうことをしていると地獄に落ちますよ」「こういうふうにすれば天国に行けますよ」みたい

    絵画に隠された意図を読む - チェコ好きの日記
    macchauno
    macchauno 2014/01/14
    面白かったー
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