ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (9)

  • 岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? - チェコ好きの日記

    どこで読んだだれの文章なのか忘れましたが、「岡崎京子の漫画に出てくる女の子っていうのは、男と恋愛するのが好きなんじゃなくて、男と恋愛した話を女同士でするのが好きなんだよね」ということをいっていた人がいて、なんて的確な岡崎京子評なんだ! と思わず感動したことがあります。 というわけで今回は、3月31日まで世田谷文学館でやっている(やっていた)岡崎京子展『戦場のガールズ・ライフ』について感想を書いていくのですが、こんな展覧会をやるくらいなので、もう岡崎京子という人の漫画家としての地位は、揺るぎないわけです。ポジティブな岡崎京子評は探せば、いくらでもどこにでもあるでしょう。なので私は今回”あえて”、ネガティブな岡崎京子評というのを書いてみるつもりです。 岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? さて、岡崎京子の漫画に登場する女の子たちは、だれもかれもが強力なまでの”ガール”です。ここでい

    岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか? - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2015/03/30
    岡崎京子を凄い漫画家だとは思っていたものの、岡崎京子的「ガールズ」描写は正直言って好きではなかった。ある意味ではものすごくステレオタイプで。そのモヤモヤ感の答えのひとつが、これかも。
  • 読書会を終えて『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』 - チェコ好きの日記

    2月15日に、二村ヒトシさん著『すべてはモテるためである』を課題図書にした、Skype読書会に参加しました。 というわけで、今回はその読書会の感想です。二村さんの書籍や「恋愛」「モテ」といった話題に興味がある方、また時間の都合により読書会に参加できなかった方、などなどに読んでいただけると幸いです。 禁猟区問題 読書会では『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』に出てくる劣等感と劣等コンプレックスの話も出たりして、いろいろな方面に話題が飛んでいったのですが、なかでも私にとって興味深かったのは、「禁猟区」に関する話題でした。「禁猟区」とは、各々の会社の職場なんかをイメージしていただくのがいちばんわかりやすいのではないかと思うのですが、「恋愛してはいけない場所、恋愛っぽい雰囲気になりにくい場所」のことです。厳密にいえば「禁猟区」なんてものは世の中に存在しないのですが、「禁猟区」っぽ

    読書会を終えて『なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか』 - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2015/02/17
    (チェコ好き)さんの続報はいかに?(^^)
  • 3Dのルールを破れ ゴダール『さらば、愛の言葉よ』感想文 - チェコ好きの日記

    「想像力を欠く者はリアリティに逃げ込む」とゴダールは言う。 彼自身の想像力は完全無欠だ。 ーーウエスト・フランス ★★★ 今となってはすっかりお馴染みとなった映画の3D上映ですが、そういえば私が初めて観た3D映画って、ティム・バートンの『アリス・イン・ワンダーランド』でしたね。最近観たやつだと、『ベイマックス』はもちろん3Dでした。 ところで、2Dと3Dの間には、やはり大きな断絶があるようです。私も撮影方法についてはよくわかっていないことが多いのですが、3Dの効果を最大限に活かすために、ズームをやったらダメとか、被写体との距離を一定に保てとか、手持ちカメラでの撮影はダメとか、そういった「決まりごと」が、いろいろとあるようなんですね。 だけど、そこは映画界の寵児、80歳にして現役のジャン=リュック・ゴダールなわけで、彼はそんな「決まりごと」を次々に破ってしまいます。おかげさまで、エンターテイ

    3Dのルールを破れ ゴダール『さらば、愛の言葉よ』感想文 - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2015/02/09
    うんうん、これはぜひ観なければっ!
  • 女性は2人でつるむのが吉 『るきさん』『ハルチン』ほか - チェコ好きの日記

    以前私はこのブログで、「15歳前後の少女は、2人でいると閉鎖的で狂信的な世界を築き上げてしまうことがあるので、要注意」という主旨のエントリを書きました。 ですが今回は、「逆にそれなりの年齢の女性は、2人でつるむのが吉だわよ」、という話をしようかと思います。 『るきさん』『ハルチン』の共通点 なぜそう考えたのかというと、私は普段あまり漫画を読まないほうなので若干サンプルが少ない気がしないでもないんですが、それなりの年齢の女性(20歳以上?)が数人登場する漫画を読んでいると、3〜4人でつるんでいる女性達よりも、2人でつるんでいる女性達のほうが、殺伐としていなくてなんだか幸福そうに見えたからです。代表的なのは、高野文子の『るきさん』ですね。 るきさん (ちくま文庫) 作者: 高野文子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1996/12メディア: 文庫購入: 21人 クリック: 94回この商品を含

    女性は2人でつるむのが吉 『るきさん』『ハルチン』ほか - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2015/02/03
    1対1の友情も、3人以上のコミュニティも、どちらも大事だと思います。両方あることで、個としての自分と社会の一員としての自分のバランスが取れる。
  • 『文化系女子という生き方』は、21世紀の人間の生き方かもね - チェコ好きの日記

    「語りえぬものについては沈黙しなければならない」とはよくいったものですが、人にとって最大の「語りえぬもの」とは何でしょう。私が思うに、それは「自分」です。生まれてから24時間、365日一緒にいるにも関わらず、永遠の謎であり、永遠のブラックボックスであるのが、「自分」なのです。 しかしこの世界と接触するためには、望む望まないに関わらず、「自分」の思考と肉体を媒介としないわけにはいきません。「自分語り」は時として多大な危険を孕みますが、今回はいつもより少し、「自分」に近い世界のことを書いてみようかな、と思いました。 人間は分類なんてできません 先日、湯山玲子氏の『文化系女子の生き方』というを読んだんですね。感触としては、賛同できる部分が4割、同意しかねる部分が6割といった具合だったのですが、面白いではありました。 文化系女子という生き方 作者: 湯山玲子出版社/メーカー: 大和書房発売日:

    『文化系女子という生き方』は、21世紀の人間の生き方かもね - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2015/02/03
    「では何に意味があるのかというと、「その作品によって何が語れるか、どのうよな自分の哲学を導き出せるか」です」激しく同意。
  • 東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記

    私のなかでけっこう長くひっかかっていた問題があったのですが、「でもまぁ、これたいしたことじゃないのかな?」と思って、表立ってはあまり深く考えてこなかったんですね。でも先日とあるを読んでいたら、まさに私がひっかかっていたその問題が出てきてたので、「あ、やっぱりたいしたことあったんだ」と考え直した次第です。 というわけで、今回はその”問題”、東京の美術館についていろいろ書きます。 奈良美智の作品はどこで観る? 最初にいっておくと、東京の美術館てすごく面白いんです。ルーブルなりオルセーなりエルミタージュなり、世界中の有名美術館のコレクションが次々にやってくるし、現代アートだって充実していると思います。でも、こういった期間限定の〈企画展〉に夢中になれるのって、たぶん私が「首都圏に住んでいる日人」だからなんですよね。自分の住んでいるところに目新しい作品が次々にやってきたら、楽しいに決まってます。

    東京の美術館の、大きな大きな問題点 - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2014/12/10
    激しく同意!!特に現代美術については、東京では観たい作品をすぐに観られないので、せめてお隣り千葉県のDIC川村記念美術館とかに脚を運ぶしかない(;_;)
  • もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - チェコ好きの日記

    岡田斗司夫さんのメルマガがけっこう好きで、毎朝配信されるたびに読むのが日課になっているんですけど、今回はそのメルマガと、最近読んだの感想です。私が考えた「芸術」というものの未来について、ぐだぐだと語ってみようかなと思います。 というわけで題ですが、以下は、「好きな美術作品はありますか?」という質問に対して、岡田さんがメルマガ内で回答した内容です。強調部分は私が勝手に太字にしています。 ニューヨークも行ったときに、メトロポリタン美術館へ行ったんだよ。まあ当に退屈で、一直線に入って、グーグルマップで見たら、メトロポリタン美術館の真ん中辺まで行ったから、一直線に帰ってきたんだよね。それぐらい、何の興味もない。 「上手な絵に何の価値があるの?」って思っちゃう。そんなものより、あるアーティストや工芸家たちが考えて、「こうやれば早く飛ぶんじゃないか?」「いっぱい人を乗せれるんじゃないか」「いっぱ

    もうすぐ絶滅するという芸術の未来について - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2014/12/10
    芸術作品を皆でシェアする。こういう未来はたしかにあり得る・・・!「芸術作品」に愛と憎しみと欲望がつまっているとしたら、それは作った人だけではなく、守り伝えてきた人々の思いも同時に込められていますね。
  • 『優雅な生活が最高の復讐である』にブログのサブタイトルを変えようかと思った話。 - チェコ好きの日記

    以前「退屈は人を殺す『グレート・ギャツビー』と『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』 - (チェコ好き)の日記」というエントリを書いたとき、はてなブックマークのコメントで、スコット・フィッツジェラルドのフランス時代について書かれた『優雅な生活が最高の復讐である』というがあることを教えてくれた方がいました。 優雅な生活が最高の復讐である (新潮文庫) 作者: カルヴィントムキンズ,Calvin Tomkins,青山南出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/08メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 27回この商品を含むブログ (50件) を見る フィッツジェラルドは1920年、作家として華々しいデビューを飾りニューヨークで遊び狂ったあと、のゼルダとともにフランスに移住します。そのフランス時代に興味があったというのはもちろんですが、何よりこのノンフィクション、タイトルが素晴ら

    『優雅な生活が最高の復讐である』にブログのサブタイトルを変えようかと思った話。 - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2014/10/10
    この本、最高に好き!愛読書です。ちなみにセーラ&マーフィはコール・ポーターとも友人で、邦題『五線譜のラブレター』という映画に脇役でこの夫婦が登場しています。あの時代のアメリカ好きにオススメ!
  • 「しりあがり寿型」という働き方の可能性について考える - チェコ好きの日記

    私はこれまでの人生で、「すごいマンガ読む期」と「ほとんどマンガ読まない期」を不定期にくり返してきた人間です。「すごい読む期」の第1次は小学生〜中学生のときで、当時はなかよし・りぼん・ジャンプなどなどのマンガが幅を利かせていました。そこから高校生になると「読まない期」に突入し、大学入学後もしばらく「読まない期」が続いたものの、大学2年生の夏休み頃になぜか突如「すごい読む期」が復活して、サブカル系のマンガを読みあさりました。その第2次「すごい読む期」に愛読していたマンガ家の1人がしりあがり寿で、彼のマンガのなかでいちばん好きな作品はこれかな。 ゲロゲロプースカ 新装版 (ビームコミックス) 作者: しりあがり寿出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2012/05/25メディア: コミック購入: 2人 クリック: 52回この商品を含むブログ (1件) を見る あと私は朝倉世界一も、私が中

    「しりあがり寿型」という働き方の可能性について考える - チェコ好きの日記
    machibamachiko
    machibamachiko 2014/05/21
    私もこのスタンスに憧れます(^^)
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