岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか？ - チェコ好きの日記

どこで読んだだれの文章なのか忘れましたが、「岡崎京子の漫画に出てくる女の子っていうのは、男と恋愛するのが好きなんじゃなくて、男と恋愛した話を女同士でするのが好きなんだよね」ということをいっていた人がいて、なんて的確な岡崎京子評なんだ！ と思わず感動したことがあります。 というわけで今回は、3月31日まで世田谷文学館でやっている（やっていた）岡崎京子展『戦場のガールズ・ライフ』について感想を書いていくのですが、こんな展覧会をやるくらいなので、もう岡崎京子という人の漫画家としての地位は、揺るぎないわけです。ポジティブな岡崎京子評は探せば、いくらでもどこにでもあるでしょう。なので私は今回”あえて”、ネガティブな岡崎京子評というのを書いてみるつもりです。 岡崎京子の描いた”ガールズ”はどこへ消えたのか？ さて、岡崎京子の漫画に登場する女の子たちは、だれもかれもが強力なまでの”ガール”です。ここでい

[aniram-czech]

ライブ見られなかったのを妬んでいるわけではありません

[zuiji_zuisho]

確かに岡崎京子に限らず90年代前半くらいまでの古典を読んでると「能天気に日常にウンザリしてるお前らにウンザリだわ」と思うことはあるなぁ

[bronson69]

「終わりなき日常」は終わったけれど、それは「日常が終わった」からではなく、日常が終わらないことがはっきりしたからじゃないかな。9.11も震災も、全部飲み込んで日常は続く。時代の空気はなんか妙に明るくなった

[nobiox]

逆。コナンなど「不老の主役」が漫画界のデフォ。うたかたの日々、ヘルターとか、岡崎京子や高野文子はむしろ「次第に年齢層を上げた」点で珍しい側。終末の予感を底音にした岡崎が日常を信じてた筈もない。

[sgtnk]

岡崎京子の描く日常って決して平和ではなくてめちゃめちゃ死や暴力と地続きなんだが…

[whkr]

『ヘルタースケルター』読んだの昔だからうろ覚えだけど、整形程度でチヤホヤされるほど芸能界って甘くないだろうなとAKB48を見て思う。

[ibip]

時代の変化を安易に想定して作品を否定するこういう議論はつくづく「退屈」だと思う。この人は何様なんだろう。お前の生活は退屈じゃないの？

[bokmal]

もしかして間違って桜沢エリカ読んでたのでは/退屈な日常を疑わないと読めたのはそのように読んだからで不気味な何かはいつもそこにあった/リバースエッジは/個人的には岡崎作品は自分を笑う視点がなく今一合わない

[amanoiwato]

「ヘルタースケルター」以後の作品では「ガールズ」の人生も含めた「その後」を描こうとしていたと思えるが、その半ばで岡崎の漫画家としての日常が途切れてしまった…。

[nasuhiko]

平坦な戦場（岡崎的90年代）からサヴァイヴを要するマジの戦場（宇野的ゼロ年代）へと時代が変わったせいでしょ。あるいは岡崎が描いた頃には東京の最先端だった風景が、今や郊外のものになったせいか。

[tach]

「退屈な日常」が主題だったのはバブルの真っ最中に描かれた初期作品。『pink』以降の主要作品は「退屈な日常」の崩壊を主題としていたと思うのだけど何しろ休筆から既に19年。現時点での岡崎京子の有効性は気になる所

[bando_alpha]

ヘルタースケルターからしてガールではなく「その後」の話じゃない/りりこはガールであるこずえと対置されてるし、社長こそ正に「その後」

[inujin]

破滅への憧れみたいなの、小さい頃から全然持ってなくて、昔からどうも日常を信頼してなかったのかもしれないとか思った

[trainwaltz]

慧眼だと思うけれど『ちゃんと「その後」も描いてくれ』る親切さをマンガにもとめてはいかん。事故直前の岡崎京子はポスト90年代の「日常」を再び定義し、獲得しようとしていたのではなかろか。

[asiatics]

退屈な日常の中で終末感はある意味ファンタジーでもあった。岡崎京子の描く破滅はだからちょっとファンタジック。確かに今の時代に破滅や終末感をファンタジックに描くのはムリって感じする

[usausa1975]

岡崎京子の描いたガールズの苦悩は地方の進学校で真面目に勉強するしかなかった地味な高校生から見ると、ベルサイユ宮殿で退屈だと悩む貴族みたいに見えましたね

[kiringo]

今も「終わりのない日常」は続いている。我々の方がそれに適応したんだ。だから「日常系」が流行るし、90年代の「日常にうんざりしてる私カコイイ」系の作品を今見るとイタいと感じる。

[SasakiTakahiro]

「岡崎京子の漫画に出てくる女の子っていうのは、男と恋愛するのが好きなんじゃなくて、男と恋愛した話を女同士でするのが好きなんだよね」。

[pianocello7]

宮台信者の模範解答。

[abortion]

「Un Titled」に出てきた28歳の姉あたりは、その後を描いたキャラではないでしょうか。事故さえなければ「その後」に関心が移っていたかもですね。

[tettu0402]

確かに「古典」みたいにはなってるなー。

[watapoco]

岡崎京子はそんなにファンではないけど、95年の阪神大震災もオウムも通過した方なので流石にこの解釈は大雑把過ぎるように思うなあ。チワワちゃんとか、ガールズの話じゃないと思うけどな。

[megadrive]

90年代前半の女性って自己肯定を求めすぎな希ガス。東京ガールズブラボーの高野文子とアンタイトルドのタカシが好き。

[white_rose]

懐かしアイテムだよね。まあまあ好きだけどもとから共感はあんまりない。／その後を想像するような作風かなあ？ ガールの間を切り取っただけでいいと思うんだけど。ひなぎくだってそうだし。

[wsskho_m]

岡崎京子の漫画に出てくる男の子も女の子もみんなこのまま順当に進んでありきたりな大人になっていくのだろうなあ、と思って読んでた。勝手に地続きの未来を補完しちゃう。

[a-lex666]

大原まり子の「処女少女マンガ家の念力」シリーズの挿絵を描いてたなぁ

[HanaGe]

確かにすでに古典かも

[surumeno13]

「刺激を求めて右往左往する”ガールズ”は一見すると破天荒に見えますが、やはりそれは根底に、深い深い日常への信頼があるように思うのです。」

[Labo299]

「東京ガールズブラボー」前後が岡崎京子にハマってた頃です。なつい。

[dalmacija]

象徴的なのとリアルと言うのは違うからね、と思う。

[komayuri]

バブルの泡と共にはじけたのかも

[htenakh]

終わりなき日常にずっといたかったというのは過去のオタク文化を見れば共感できるが、男と恋愛するんじゃなくて、男と恋愛した話を女同士でするのが好きって言うのはすげーつらいな。男はただの飯の種かよ。

[machibamachiko]

岡崎京子を凄い漫画家だとは思っていたものの、岡崎京子的「ガールズ」描写は正直言って好きではなかった。ある意味ではものすごくステレオタイプで。そのモヤモヤ感の答えのひとつが、これかも。

[nagaimichiko]

「私は退屈するのが恐かったのです」

[kidspong]

「日常への強固な信頼」は今でもある程度の人が持っていると思うんだけどなー。そしてそれは一生続いていくのだと思う。