そう遠くない未来、我々は現実世界ではなく、仮想現実に生きているという。とすると、その未来には一体何が待ちうけているのだろうか──? これまで人類は、そうした仮想現実に対して、例えば『マトリックス』や『ソードアート・オンライン』などSF作品を中心にその想像力の翼を思う存分に広げてきた。 だがその一方で「実現性がある近未来」としての仮想現実の話は、あまり語られてこなかったように思う。 (画像はAmazon | マトリックス [WB COLLECTION][AmazonDVDコレクション] [Blu-ray] | 映画 より) そんな中、2018年。 ふと周りを見渡してみると、テレビ出演や声優デビューまで果たし始めた「VTuber」なる存在の爆発的増加、『サマーウォーズ』のOZ(オズ)のような世界「VRchat」で睡眠を始めた人々の出現、そしてまさに本対談の実施日にTwitterトレンド入りをし
今年4月5日。ドワンゴが運営する通信制高校「N高等学校」(N高)の入学式で広がる、異様な光景が話題となった。式場に集まった生徒が皆、MicrosoftのMR(複合現実)デバイス「HoloLens」を着用しているのだ。その数およそ75台。 なかなか見られない異様な光景が広がっていたN高入学式 (画像はN高ホームページより) 式では、遠く離れた沖縄本校から校長が3Dホログラムでステージに登場したほか、特別来賓としてウルグアイ前大統領のホセ・ムヒカ氏がやはりバーチャルで登場するサプライズもあった。 この入学式のためにドワンゴでは、複数人が広い空間でコンテンツを共有できるHoloLens向けシステム「DAHLES(ダレス)」を開発した。学校の教室で多くの生徒が一斉にMR体験を共有できるようになり、N高の授業でも活用される予定だ。 N高授業での「DAHLES」活用イメージ。分子構造が立体で目の前に現
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