佐賀県警は20日、東松浦郡玄海町の九州電力玄海原子力発電所を警備していた県警警備部機動隊の男性巡査(24)が、敷地内にある警察官詰め所内で、サブマシンガン(機関拳銃)1発を暴発させたと発表した。銃弾を抜き取る手順を誤って引き金を引いたのが原因。けが人はなく、発電所の運転に影響はなかった。 県警機動隊によると、暴発は同日午前8時半ごろ、警察官詰め所内の拳銃保管庫内で、勤務交代前に機関拳銃から銃弾が入った弾倉を外す作業中に発生。銃弾は鉄製の保管庫の出入り口ドアを貫通し、約6メートル30センチ離れた詰め所内側の壁に当たった。ドア外側の1メートル以内に別の隊員1人がいた。詰め所内では当時、複数人が勤務し、保管庫内では4人が作業していた。 通常は機関拳銃から弾倉を外した後、銃弾を装てんするレバーを数回動かし、銃弾が入っていないことを確認後、壁などの人がいない場所に向けて引き金を引き作業を終える。隊員