シンバクブワ・クトカアフリカはヒアエノドン科という絶滅哺乳類のグループに属する大型肉食獣で、あごの大部分と頭骨、骨格の一部がケニアで見つかっていた。(ILLUSTRATION BY MAURICIO ANTON) アフリカ、ケニアのナイロビ国立博物館の引き出しに何十年も保管されていた化石が、新たな分析により、ホッキョクグマより大きい絶滅動物であると判明。新種「シンバクブワ・クトカアフリカ(Simbakubwa kutokaafrika)」と命名され、古脊椎動物の学術誌『Journal of Vertebrate Paleontology』に発表された。 論文によると、この強力な捕食者が地上をのし歩いていたのは今から約2200万年前のこと。シンバクブワはスワヒリ語で「大きいライオン」という意味だが、この動物はネコ科動物ではなく、ヒアエノドン科という肉食哺乳類のグループに属している。ちなみに、