ソ連・ロシア軍のナイフは、日本ではあまり知られていない。そんなソ連軍のナイフの中でも知名度が高いのは、恐らくスペツナズ・ナイフだろう。ハンドル内部のバネでブレードを射出するナイフだ。ゲームや漫画によく登場している。 このナイフについて、メモとして知っている事を書いておく。 スペツナズ・ナイフは、1980年代にアメリカの軍事雑誌でソ連軍特殊部隊スペツナズのナイフとして紹介され、販売もされた。日本でも翻訳書で紹介され、ミリタリーテイストを取り入れたアクション、サスペンス漫画によく登場している。 英語圏ではバリスティック・ナイフ(ballistic knife=弾道ナイフ)と呼ばれることが多い。 動画にも映っている筒状のシース(鞘)は装着時に警棒のように使えるという話も流布したが、実際にそのような用例があったかどうかは不明。 このナイフ、実際ソ連軍でどのような位置にあったのかというとあまりはっき