ブックマーク / bijutsutecho.com (68)

  • 尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現

    尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現熱海のMOA美術館で、尾形光琳の国宝《紅白梅図屏風》と重要文化財《風神雷神図屏風》を一堂に展示する企画展が開催される。会期は11月1日〜26日。 尾形光琳 国宝 紅白梅図屏風 MOA美術館蔵 静岡・熱海のMOA美術館で、尾形光琳の最晩年作と考えられている国宝《紅白梅図屏風》と重要文化財《風神雷神図屏風》(東京国立博物館蔵)を一堂に展示する企画展が開催される。会期は11月1日〜26日。 これらの作品が同館であわせて展覧されるのはじつに39年ぶり。国宝《紅白梅図屏風》は、中央の水流を隔てて紅白の梅樹が対峙する緊張感のある構図が特徴で、その意匠的な表現からも光琳画業の集大成と言われている。いっぽうの重要文化財《風神雷神図屏風》は、光琳が私淑していたという俵屋宗達の名品を忠実にトレースして描き上げたもの。そのモチ

    尾形光琳の《紅白梅図屏風》と《風神雷神図屏風》がMOA美術館で展示へ。39年ぶりに実現
  • 「大ゴッホ展」が東京、神戸、福島で開催へ

    「大ゴッホ展」が東京、神戸、福島で開催へフィンセント・ファン・ゴッホの名品を集めた巡回展「大ゴッホ展」が、神戸を皮切りに福島、東京の3都市で2期にわたって開催される。 フィンセント・ファン・ゴッホ(1853~90)の名品を集めた巡回展「大ゴッホ展」が、神戸を皮切りに福島、東京の3都市で2期にわたって開催される。 展は、神戸では阪神・淡路大震災から30年、福島では東日大震災から15年の節目として企画されたもの。世界屈指のファン・ゴッホコレクションを誇るオランダのクレラー=ミュラー美術館所蔵の名品が公開される貴重な機会となる。 第1期の目玉となるのは、約20年ぶりに日で公開となる《夜のカフェテラス》だ。ほかにも《自画像》をはじめとする初期のオランダ時代から数多の傑作を生みだしたアルル時代までのファン・ゴッホ作品約60点や、同館が所蔵するクロード・モネ、オーギュスト・ルノワールら同時代の印

    「大ゴッホ展」が東京、神戸、福島で開催へ
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    machida77 2024/07/23
    上野の森美術館では2026年と2027年。
  • 「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる

    「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる兵庫県立美術館で、「機動戦士ガンダム」のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の半生を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕。会期は9月1日まで。 文・撮影=安原真広(ウェブ版「美術手帖」副編集長) 展示風景より、左から『機動戦士ガンダム(劇場版)』『機動戦士ガンダムⅡ 哀・戦士編』『機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編』のポスター Ⓒ創通・サンライズ 兵庫県立美術館で、『機動戦士ガンダム』のキャラクターデザイナー兼アニメーションディレクターとして知られる安彦良和の、これまでの仕事を振り返る展覧会「描く人、安彦良和」が開幕した。会期は9月1日まで。 安彦は1947年北海道遠軽町生まれ。66年に弘前大学に入学するも除籍となり上京。アニメーターとして活動し始める。『機

    「描く人、安彦良和」(兵庫県立美術館)開幕レポート。「物語」を描き続けてきたその足跡をたどる
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    machida77 2024/06/10
  • 建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ

    建築家・白井晟一設計の個人住宅「桂花の舎」が江之浦測候所に移築へ建築家・白井晟一が晩年に設計した個人住宅のひとつである「桂花の舎(けいかのいえ)」。これを小田原文化財団 江之浦測候所のある「甘橘山」に移築するプロジェクトが始まった。 桂花の舎 Photo by Yasushi Ichikawa 渋谷区立松濤美術館などの設計で知られる建築家・白井晟一が晩年に設計した個人住宅のひとつ「桂花の舎(けいかのいえ)」。これが杉博司による小田原文化財団 江之浦測候所に移築される。 桂花の舎は、大和市・中央林間に建てられたもの。白井はこの家の完成を待たずに1983年に逝去したため、白井晟一研究所に引き継がれ、竣工した。施主は画家で、デザインや予算などに一切制限を設けないという条件で設計されており、随所に使われている栗材などにその痕跡が見られるという。この建築はその後、地区の宅地開発によって解体の危機に

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    machida77 2024/05/25
  • 専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」

    専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」日には専門的な分野を扱う美術館や博物館が数多くある。各館の展示内容とともに、設立秘話やコレクションにかける思いなどをシリーズで紹介する。 文=浦島茂世 展示風景より 2023年1月、大手町に一風変わった私設博物館が開館した。その名は「絶滅メディア博物館」。館内には8mmフィルムカメラ、ビデオカメラ、フロッピーディスク、携帯電話やPHS、カセットプレーヤーなど、かつてはポピュラーだったものの、いまでは使われることがほぼなくなったメディア機器がジャンルごとに整然と並ぶ。都心の一等地になぜこの博物館が生まれたのだろうか? あまりふり向かれない「絶滅メディア」専門の博物館 絶滅メディア博物館は大手町と神田のあいだ、東京都千代田区内神田に位置する。この博物館はその名が示す通り、絶滅、あるいはほぼ絶滅に近い状態のメディア機器を収集・保管・展

    専門ミュージアムに行ってみよう。第1回「絶滅メディア博物館」
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    machida77 2024/05/06
  • 「エフェメラ:印刷物と表現」(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)レポート。過ぎゆく印刷物をどうとらえていくのか

    「エフェメラ:印刷物と表現」(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)レポート。過ぎゆく印刷物をどうとらえていくのか慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、「エフェメラ」に焦点を当てた展覧会「エフェメラ:印刷物と表現」が5月10日まで開催中だ。 文・撮影=三澤麦(ウェブ版「美術手帖」編集部) 展示風景より 慶應義塾ミュージアム・コモンズ(KeMCo)にて、「エフェメラ」に焦点を当てた展覧会「エフェメラ:印刷物と表現」が5月10日まで開催中だ。 展は、配布のために一時的につくられた印刷物、いわば保存を目的とされていないメディアとしての「エフェメラ」に着目するもの。学芸員の長谷川紫穂によると、エフェメラが研究対象として注目され始めたのはここ20年ほどのことであり、時代の空気感を伝えるアイテムとしても価値が高まっているという。そのようなエフェメラから当時の潮流を垣間見るとともに、デジタル時代

    「エフェメラ:印刷物と表現」(慶應義塾ミュージアム・コモンズ)レポート。過ぎゆく印刷物をどうとらえていくのか
  • 伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開京都・嵐山にある福田美術館が、新たに発見された伊藤若冲による絵巻を初公開した。 文・撮影=橋爪勇介(ウェブ版「美術手帖」編集長) 新たに発見・収蔵された伊藤若冲《果蔬図巻》(1791) 今年開館5年を迎える京都・嵐山の福田美術館が、伊藤若冲作(1716~1800)の新発見の絵巻を披露した。 伊藤若冲は言わずと知れた江戸時代の絵師。京都の青物問屋「枡屋」の長男として生まれ、裕福な環境のもと、独学で作品を制作した。その作風は細部まで描き込まれたものが多く、極彩色で彩られた絹着色の作品や、即興的な筆遣いとユーモラスな表現が特徴の水彩画は、日美術史上でも異彩を放つ。 今回披露された作品は1791年、若冲が76歳のときに描いた全長277センチ(跋文を加えると332センチ)あまりの絵巻で、《果蔬図巻(かそずかん)》と名付けられた。若冲としては珍し

    伊藤若冲の新発見。絵巻《果蔬図巻》を福田美術館が公開
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    machida77 2024/03/06
  • 「世界の美しい図書館」にはこんな本もあった。多摩美の図書館から届いたブックリスト

    「世界の美しい図書館」にはこんなもあった。多摩美の図書館から届いたブックリスト全国の美大図書館司書による選書を紹介する「美大図書館の書架をのぞく」シリーズは、アートをもっと知りたい、アートもも大好きという読者に向けた連載企画。第1回目の今回は、「世界の美しい図書館」としても知られる多摩美術大学図書館におすすめのを聞いた。 多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)外観 撮影=望月花妃 全国の美大図書館の司書から届いた選書で構成される「美大図書館の書架をのぞく」シリーズ。アートをもっと知りたい、アートもも好きな読者に向けた新連載の第1回目となる今回は、東京五美術大学のひとつでもある多摩美術大学にフォーカスする。 多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)内観 提供=多摩美術大学図書館 多摩美術大学は、1935年に東京都世田谷区上野毛に創設された多摩帝国美術学校を母体とする美術大学。現在は上野

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    machida77 2023/01/31
  • 学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」1月9日に岡山県立美術館で行われた前代未聞のイベント、美術館学芸員によるラップバトルトーナメント。開催前から話題をさらっていたこの試みを、同じ岡山県内にある大原美術館で学芸統括を務める柳沢秀行が振り返る。 文=柳沢秀行(大原美術館学芸統括) 「美術館 学芸員 ラップバトルトーナメント」の様子 提供=岡山県立美術館 私も、美術館やアートを世の中に近づけるための活動を、かなりアレコレとやってきたつもりだが、年末にこの企画を知ったときには、正直びっくり! &にわかには信じ難かった。 まず、岡山県立美術館(以後、県美)の主催事業であること。私の実家(最初に10年務めた館)であり、我が身のやったことを振り返っても、それほど硬い館だとは思わってはいないが、逆に「いきなり、これやる!」というのが偽らざる心情。 次なる理由が、あの県美の200席を超え

    学芸員が見た「美術館 学芸員のラップバトルトーナメント」
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    machida77 2023/01/13
  • 東京都人権部による飯山由貴の映像作品検閲問題。都議会議員らが意見交換

    東京都人権部による飯山由貴の映像作品検閲問題。都議会議員らが意見交換東京都人権プラザの主催事業として開催されているアーティスト・飯山由貴の企画展「あなたの当の家を探しにいく」。この展示の附帯事業として上映とトークが予定されていた映像作品《In-Mates》(2021)に対し、東京都人権部が作品上映を禁止する判断を下した。この「検閲」に対し、11月22日、東京都議会の会議室にて飯山由貴、FUNI(ラッパー/詩⼈)、外村⼤(東京⼤学教員)が登壇し、都議会議員向けの上映会と意見交換会が行われた。 アーティスト・飯山由貴の映像作品《In-Mates》の上映が東京都総務局人権部より禁じられたことが明らかになった問題で、11月22日に都議会議員向けの上映会と意見交換会が行われた。登壇したのは、飯山と作品に参加したラッパー/詩人のFUNI、そして作中で在日朝鮮人の歴史を解説した東京大学大学院総合文化

    東京都人権部による飯山由貴の映像作品検閲問題。都議会議員らが意見交換
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    machida77 2022/11/26
    美術手帖でも記事になった
  • マネはいかに日本で受容されてきたのか? 「日本の中のマネ」展で見るその変遷|画像ギャラリー 12/23

    展示風景より、左からギュスターヴ・クールベ《雪の断崖》(1870)、クロード・モネ《アンティーブ岬》(1888)

    マネはいかに日本で受容されてきたのか? 「日本の中のマネ」展で見るその変遷|画像ギャラリー 12/23
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    machida77 2022/09/03
  • アートの仕事図鑑:あらゆる作品を運搬するヤマト運輸 東京美術品支店

    アートの仕事図鑑:あらゆる作品を運搬するヤマト運輸 東京美術品支店美術館で開催される展覧会は、他館や個人、法人などから作品を借りて展示することが多い。このときに必要不可欠なのが美術品輸送スタッフの技術とノウハウだ。展覧会で活躍する縁の下の力持ち、美術品輸送スタッフは、どのような仕事をしているのか。ヤマト運輸株式会社 東京美術品支店のスタッフに話を聞いた。 文=浦島茂世 撮影=橋爪勇介 美術品輸送の拠点であるヤマト運輸 東京美術品支店 ヤマト運輸は1919年、トラック4台で銀座の地に創業。数年後には関東一円に輸送ネットワークをつくり上げるほど急成長を遂げた。第二次世界大戦終戦後も業務を拡大し、1958年より美術梱包輸送業務を開始、すでに60年以上の実績を持つ事業となっている。 美術品輸送業務の大型受注第一号は読売新聞社が主催した「インカ帝国文化展」で、このときはペルーから船便で美術品を輸送し

    アートの仕事図鑑:あらゆる作品を運搬するヤマト運輸 東京美術品支店
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    machida77 2022/05/15
  • 東京都庭園美術館が年に一度の建物公開展。アール・デコの貴重書100点も展示

    東京都庭園美術館が年に一度の建物公開展。アール・デコの貴重書100点も展示1933年に竣工した旧朝香宮邸である東京都庭園美術館が、 年に一度の建物公開展を開催。今回は、1920〜30年代のアール・デコ期の貴重書も展示される。会期は4月23日~6月12日。 東京都庭園美術館館 ベランダ これまで年に一度、毎回テーマを設けて様々な角度から建物公開展を開催してきた東京都庭園美術館が、「建物公開2022 アール・デコの貴重書」を開催する。会期は4月23日~6月12日。 東京都庭園美術館は1933年に竣工したアール・デコ様式の建築「旧朝香宮邸」を利用したもの。1920年代の滞欧中、朝香宮夫は当時全盛期だったアール・デコの様式美に魅せられ帰国。白金に自邸を建設するに当たり、主要な部屋の内装設計をフランスの室内装飾家アンリ・ラパンに依頼した。その装飾にはルネ・ラリックをはじめとしたデザイナーが参加し

    東京都庭園美術館が年に一度の建物公開展。アール・デコの貴重書100点も展示
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    machida77 2022/03/29
    4/23~
  • 岩波ホールがコロナによって閉館へ。54年の歴史に幕

    東京・神保町にある単館映画館「岩波ホール」が、今年7月29日に閉館することを発表した。 岩波ホールは1968年2月に多目的ホールとして開館。その後、74年に川喜多かしこと髙野悦子が名作映画上映運動「エキプ・ド・シネマ」をスタートさせ、都内屈指の単館映画館として65ヶ国・271作品を上映してきた。 同ホールによると、閉館は「新型コロナの影響による急激な経営環境の変化を受け、劇場の運営が困難」になったためだという。

    岩波ホールがコロナによって閉館へ。54年の歴史に幕
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    machida77 2022/01/11
  • 巨大美術館の「お引越し」に迫る(後編)。「休館中も美術館は動いている」

    来る日も来る日も箱をつくり続ける 横浜美術館のスタッフが、展示室を作業スペースに作品を広げ、チェックする日々は毎日、数ヶ月にわたって続けられた。そして、この地道な作業をともに歩んでくれたのが、ヤマト運輸の美術品輸送の部署だった。 「ヤマト運輸の美術品部門は少数精鋭。通常の展覧会だと多いときで1日6名、横浜トリエンナーレのような大規模な展覧会になると増員して1日8名ペースで来てくださるのですが、コロナ禍のため他館の展覧会が減っていたこともあり、ピーク時には8名で作業をお願いしました」(横浜美術館学芸グループコーディネーター・庄司尚子)。 ただ、そのうちの数名は「箱づくり」に専念していたという。 作品ごとに専用の箱を用意、制作して搬送

    巨大美術館の「お引越し」に迫る(後編)。「休館中も美術館は動いている」
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    machida77 2021/11/08
    横浜美術館の引っ越しと学芸員の仕事。
  • 被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定

    2019年10月に発生した「令和元年東日台風」によって9つの収蔵庫が浸水、現在も休館が続いている川崎市市民ミュージアム。被災リスクや修繕コストなどの観点から現在の施設での継続は困難とされていた同館だが、その取り壊しが正式に決定した。 川崎市市民ミュージアムは1988年11月に開館。建築は江戸東京博物館や九州国立博物館も手がけた菊竹清訓によるもので、博物館と美術館の複合文化施設として考古、歴史、民俗からポスター、写真、マンガまで多様な展示を開催してきた。 市の担当者によれば、8月30日に開催された川崎市議会文教委員会で取り壊しを正式に発表。取り壊しの時期は未定となっている。 川崎市は「市民ミュージアムあり方検討部会」を設置して新たな施設のための検討を行い、8月30日には市民ミュージアムの「新たな博物館、美術館に関する基的な考え方(案)」を発表。新施設は2022年度中を目安に「基構想」を

    被災した川崎市市民ミュージアムの取り壊しが正式に決定。取り壊し時期は未定
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    machida77 2021/09/15
  • アーツ前橋の作品紛失問題はなぜここまでこじれたのか。美術館の運営状況から見えてきた労務問題も

    アーツ前橋の作品紛失問題はなぜここまでこじれたのか。美術館の運営状況から見えてきた労務問題も アーツ前橋の作品紛失をめぐり、いまだ事態が収束しない。前橋市に情報公開請求して入手した資料をもとに、作品紛失に関する経緯や問題点を整理。また同館の労務管理に関する問題も取材した。 文=白坂由里 アーツ前橋 アーツ前橋(群馬県前橋市)が、高崎市出身の作家2人の遺族から借用した6作品(木版画4点、書2点)を紛失した問題をめぐり、2020年11月の公表からいまだ事態が収束しない。2021年3月、作品紛失の原因や対応について調査委員会がまとめた調査報告書に対し、すでに退任を発表していた住友文彦館長(当時)が反論会見を開き、館長を退任した。 作品紛失にも増して問題となっているのは、遺族への報告の遅れだ。2020年1月に紛失が確認されてから遺族への謝罪まで約6ヶ月もかかっている。この原因として、調査報告書では

    アーツ前橋の作品紛失問題はなぜここまでこじれたのか。美術館の運営状況から見えてきた労務問題も
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    machida77 2021/06/11
  • 都内の美術館、約1ヶ月ぶりの再開。完全予約制や時短営業などコロナ対策を強化

    都内の美術館、約1ヶ月ぶりの再開。完全予約制や時短営業などコロナ対策を強化緊急事態宣言が再延長されるなか、東京都では美術館が休業要請の対象から外れ、約1ヶ月ぶりの再開を迎えた。 3度目の緊急事態宣言が再延長されるなか、都内では多くの美術館・博物館が4月25日以来、約1ヶ月ぶりの再開を迎えた。 これまで同様、不要不急の外出自粛などを求める東京都。美術館に対しても完全予約制などの徹底した人流抑制を求める。 そんななか、東京都現代美術館ではこれまで予約制ではなかった「マーク・マンダース─マーク・マンダースの不在」と「ライゾマティクス_マルティプレックス」を完全予約制にしての再開となった。東京都美術館の「イサム・ノグチ 発見の道」も日時指定予約(空きがある場合は当日入場可能)だ。 東京都現代美術館の「マーク・マンダース─マーク・マンダースの不在」より東京都美術館 緊急事態宣言での休館を穴埋めするた

    都内の美術館、約1ヶ月ぶりの再開。完全予約制や時短営業などコロナ対策を強化
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    machida77 2021/06/01
  • 5万2000点の盗難美術品にアクセス可能。インターポールが独自のアプリを公開

    5万2000点の盗難美術品にアクセス可能。インターポールが独自のアプリを公開インターポール(国際刑事警察機構)は5月6日、インターポールが把握している盗難美術品を検索できるアプリ「ID-Art」をリリースした。 インターポール(国際刑事警察機構)は5月6日、盗難美術品に特化したアプリ「ID-Art」をリリースした。 ID-Artより このアプリは、インターポールの盗難美術品データベースへアクセスできるもの。同データベースは盗難美術品や行方不明になった美術品に関する警察認定の情報を含む唯一のグローバルなデータベースとなっている。 登録されている盗難美術品は5万2000点以上で、警察や税関職員だけでなく、個人コレクターやディーラーなどが盗難美術品を即座に確認できる。データベース検索は写真による画像検索と検索条件を入力する手動検索が可能だ。 ID-Artより 作品詳細情報はインターポールに通報で

    5万2000点の盗難美術品にアクセス可能。インターポールが独自のアプリを公開
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    machida77 2021/05/07
  • バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?

    バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?第46代アメリカ大統領に就任したジョー・バイデンアメリカでは歴代大統領の肖像画を残す伝統があるが、バイデンの肖像画は誰が描くことになるのだろうか? ここでは歴代大統領の肖像画を振り返り、その傾向を考える。 クリントン、オバマ、ケネディの肖像画はいずれも特徴的 National Portrait Gallery バイデン新大統領の誕生に湧くアメリカ。このアメリカ大統領には、伝統的な慣習があることをご存知だろうか? それは肖像画だ。 アメリカでは初代大統領のジョージ・ワシントン以来、歴代大統領の肖像画が残されており、ナショナル・ポートレート・ギャラリーが所蔵している。肖像画は任期中に描かれることもあれば、退任後に描かれることもあるが、現職大統領の最初の任期中に前大統領の肖像画の除幕式を行うのが慣例となっている。 この肖像画

    バイデン新大統領誕生。歴代アメリカ大統領の肖像画は誰が描いてきたのか?
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    machida77 2021/01/21