ブックマーク / blog.miraikan.jst.go.jp (12)

  • アンモナイト博士と一緒に東京で化石探し! ~入門編~

    皆様、こんにちは。科学コミュニケーターの中野夏海です。クラゲと海をこよなく愛しております。今回は、わたしの大好きな海の生き物に関する話題です。 2023年3月某日、わたしは新幹線のチケットを片手に、東京駅に繋がる地下道を急いでいました。時間に余裕をもって家を出てきたはずなのに、気づけば予約した新幹線が出発する時間まであとわずか。こんなに時間がなくなってしまったのは、ある不思議なものを見つけ、目が離せなくなっていたからです。 その時にわたしが撮影した写真がこちら。 この「ぐるぐる」は握りこぶしくらいの大きさで、飲店などのテナントが入る商業ビルの、石材でできた壁にありました。さらに、新幹線に乗って向かった先の仙台の百貨店の床でも、同様のぐるぐるを発見! いったい、これは何なのでしょう? 謎に立ち向かうべく、東京に戻ってすぐ、「不明渦巻模様特設対策部」、略して「渦模対(うずもたい)」を未来館

    アンモナイト博士と一緒に東京で化石探し! ~入門編~
    machida77
    machida77 2023/05/10
  • 地球は...ちっちゃな有孔虫ともつながっている

    有孔虫ファンの皆様、大変長らくお待たせいたしました。 2014年12月14日(日)、海洋研究開発機構(JAMSTEC)の北里洋先生をお招きして開催した、サイエンティスト・トークのご報告です。 タイトルは「有孔虫は教えてくれる-生命の不思議と地球のしくみ」。 北里先生は、有孔虫愛に満ちたやわらかな語り口で、"有孔虫が教えてくれたこと"を私たちに伝えて下さいました。 JAMSTECというと、未来館では深海調査船の「しんかい6500」や海底を掘削する地球深部探査船「ちきゅう」で有名ですが、実は、海にすむ小さな生き物「有孔虫」の研究拠点としても世界屈指。北里先生は長年そのチームを率いていらした有孔虫のスペシャリストです。 当日ご参加いただいたお客様にはアンケートをご用意しました。 回収したアンケート用紙には素敵な言葉がたくさん!これを関係者だけに留めておくのはもったいない!!ということで、みなさま

    地球は...ちっちゃな有孔虫ともつながっている
    machida77
    machida77 2015/04/25
    JAMSTECの北里洋氏が語る有孔虫の世界。
  • STAP細胞はあったのか? | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet キメラマウスになった細胞は、当にSTAP細胞だったのか? 科学の視点からすると、一番の疑問はこれになるかと思います。「STAP細胞は当にあったのか」と言い換えてもいいでしょう。 Nature誌2014年1月30日号に掲載されたSTAP細胞の論文をめぐって、さまざまな疑義が生じています。筆頭著者の過去の論文にも疑義が生じており、その多さに、STAP細胞の存在そのものが疑われているような状況になっているのも、残念ながら事実です。 現在、筆頭著者の所属機関である理化学研究所(理研)をはじめ、関係する機関がそれぞれ独立に、疑義に関して調査をしていると表明しています。 私たち未来館の科学コミュニケーターは、指摘されている疑義に関して、それが不正であるかどうかを判断できる立場にはありません。しかし、倫理的な問題の大きさは別として、疑義の中には、STAP細胞の実在を根から揺るがすものと

    machida77
    machida77 2014/03/17
    そもそものSTAP細胞を満たす条件と今回の論文で明らかにされなかった点について。
  • ノーベル生理学・医学賞、発表!~あなたの中の小さな町のお話~ | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet こんにちは、科学コミュニケーターの濱です。 待ちに待ったノーベル生理学・医学賞受賞者発表が行われました! 今年はJames E. Rothman博士、Randy W. Schekman博士、 Thomas C. Südhof博士となりました! うーん、予想していなかったところへやってきましたね~。 今年の受賞のテーマは『細胞内膜輸送』です! ◇細胞内膜輸送とは 私たちの体は60兆個ほどの小さな小さな細胞が集まってできています。なんとその一粒の大きさは1/100ミリ程度。しかし、目には見えないほど小さな細胞の中にはまるでひとつの町であるかのように、さまざまな建物があって、それぞれがかかわりながら、町として機能しています。 それではさっそく“細胞町”の中を見てみましょう。 中心には核と言われる丸い塊が見えます。ここには私たちの設計図であるDNAがしまわれています。とっても大事な設計

    machida77
    machida77 2013/10/08
  • 水陸両用!?ワニの心臓はバイパス済みの切替式。

    以前、「あの花」 (リンクは削除されました)ならぬ「あのワニ」 (リンクは削除されました)を書かせていただいたぶっちーです。 突然ですが、そんな私からみなさんへクーーーイズ!!! このワニは、ぶっちーがシンガポールで撮影したものです。どこにいたでしょう? 正解は...... なんとほぼ海でした!!! スンゲイブロウ湿地保護区という場所で、マングローブが生い茂る汽水域です。まだ仔ワニですが、おそらくイリエワニと思われます。イリエワニは以前、別のブログ (リンクは削除されました)でも紹介しましたが、成長すると5mを超す世界最大のワニです。 えー!ワニって淡水に棲んでいるんじゃないの??と思われたそこのあなた。 イリエワニは、漢字では入江鰐、英語ではSaltwater Crocodile("海水のワニ"の意)と書きます。 そう!イリエワニはその類い希なる遊泳能力で、時折、海を渡ることで知られたワ

    水陸両用!?ワニの心臓はバイパス済みの切替式。
    machida77
    machida77 2013/10/04
    肺呼吸できない水中では肺循環をバイパスし、血液中の酸素を効率的に使うようにできているワニ。
  • ※ヘビが苦手な方は絶対に見ないでください。

    今日は愛すべきヘビたちと、赤外線を見る能力について話したいと思います。 まず、赤外線って何でしょう?? 未来館の「月・惑星探査計画」展示の一角に、赤外線熱画像装置が置いてあります。スタッフの間ではサーモカメラと呼ばれています。 このカメラの前に立つと、自分の姿がこのように映ります。 サーモカメラは、赤外線を観測するカメラです。 絶対零度(-273℃)よりも温度が高いものは赤外線を発しています。そして、温度が高ければ高いほど強い赤外線を発しているのです。 サーモカメラは物体が発する赤外線の強弱をみることができます。赤外線の強いところ、つまり温度の高いところは赤系の色で表示され、低くなるにつれて、オレンジ、黄色、緑、水色と青系に変わっていきます。 写真ですと、顔が温かく、身につけているメガネや腕時計の部分は冷えていることがわかりますね! また、通気性のよい夏服を着ているので、着衣の部分も体温と

    ※ヘビが苦手な方は絶対に見ないでください。
    machida77
    machida77 2013/08/12
    ヘビが赤外線を見る能力について。ピット器官で得た情報を目で見た情報と重ねて認識しているらしい。
  • 「昆虫サイボーグ」をご存じですか? | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet みなさま、こんにちは。蓮沼一美です。 東京は梅雨明けして2週間ほどたちますが、みなさまは夏を感じていますか? 私は毎日暑いと思いながらも、まだセミの鳴き声を聞いていないため、聴覚でも夏を感じられる日を待ち望んでいます。 さて昆虫つながりで、みなさまに質問です。 「昆虫サイボーグ」をご存じでしょうか? 上の画像は、ミツノカナブンに機械をとりつけた「昆虫サイボーグ」のようすです。人間の指令のとおりに飛行します。 この「昆虫サイボーグ」の研究をしているのは、シンガポールの南洋理工大学准教授の佐藤裕崇先生です。佐藤先生は、電気信号を受信する小さなコンピュータを生きた昆虫に組み込み、無線制御ができるようにすることで、将来的には人間が足を踏み入れられない環境の調査や、セキュリティ目的の監視をしてくれる「小さな飛行体」をつくる研究をしています。 多くの可能性を秘めた研究だと思いますが、私は第

    machida77
    machida77 2013/07/22
    機械組み込み昆虫。
  • 新ユノハナガニの名前、大決定(…だけじゃないよ!) | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet いままでのあらすじ 未知なる深海にすむ“白き住人”こと、ユノハナガニ。 未来館の水槽で深海生物の研究を紹介するために飼育されている。 今まで気楽なひとり暮らしを謳歌していたユノハナガニ・カグヤ。 しかし、そこに新メンバー2匹が突如加入。 カグヤ「あ、あなた達…だれ!?」 新メスガ二「…」 カグヤ「な、なによ!あんた、無視とはいい度胸ね!??」 新オスガニ「…吾輩はユノハナガニである、名前は…まだない」 カグヤ「………な、なんですってーー!??」 …かくして新メンバーの名前の募集がはじまったのであった。 前回のブログは未来館に加入した期待の新メンバー、 ユノハナガニの候補名の投票を開始したとお知らせしました! 4月13日~4月22日の投票実施期間中、展示フロアポスターやフェイスブックでも 当にたくさんの方々から投票をいただきました!感謝感激!有難うございます! 多くの方々にご参

    machida77
    machida77 2013/04/24
  • ソーラーパワード・ウミウシさん | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet 東京でも、この頃は日差しが強くなりました。少し肌寒い日でも日なたに出るとすぐにぽかぽかしてきます。 ぼんやり日なたぼっこをしていて、ふと考えたことはありませんか? 「人間にも光合成ができたらなぁ……」 もしも、光合成ができたなら。 縁側で日なたぼっこしながら、緑茶をすすって深呼吸するだけでおなかいっぱい!これなら費もかからない!ああ、なんて素晴らしいのでしょう……。 縁側で光合成しているおじいちゃんのイメージ図 なんとかして実現できないでしょうか。 ほら、緑茶の緑は、光合成に必要な葉緑体の緑色です。緑茶は作る過程で蒸すなどしていますが、たとえば、生のレタスをべたときに、もしも、その葉緑体をそのまま生かして使えたならば、人間だって光合成ができちゃうんじゃない? いやいや、そんなの無理でしょ、という声が聞こえてきそうです。 「ふふふ、ボクたちはできるよ」 え!なんだって!? 声

    machida77
    machida77 2013/04/01
    餌から葉緑素を取り込んで利用するウミウシ、チドリミドリガイ
  • 免疫暴走物語~クローン病の攻撃~ | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet 「最新の研究でわかっていることや治療法を知りたい」 こんにちは、福田です。前回のブログ「クローン人間?いいえ。クローン病」を読んだ、患者の方から、このような反応がありました。私も知りたかったので、とことん調べてみました。前回は、病気の原因を次のように説明しました。 「腸の免疫が暴走して過剰に反応。 攻撃に歯止めがきかなくなり、自分の腸さえも傷つけてしまう」 今回はこの「免疫の暴走」を掘り下げ、最新の治療で使われている薬がどんなものなのかを一緒に考えてみましょう。上のゆかいな免疫細胞たちが活躍します。 活躍する免疫細胞たち まず、今回登場する免疫細胞の仲間たちを紹介しましょう。最初は、何でもべて敵か味方かを判断する“大い細胞”こと「マクロファージ」。ギリシャ語のマクロ(大きい)、ファージ(べる)が語源のいしん坊です。 次に、マクロファージから敵の情報を受け取り、実行部隊に

    machida77
    machida77 2013/02/13
  • 2012年イグノーベル賞!言論の自由を取り戻せ! | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet こんにちは!展示開発課の鈴木です。嬉しさのあまり、勢いで記事を書きます。 プログラミングに夢中になっていた頃、とてもお世話になった先輩がイグノーベル賞を受賞されました! イグノーベル賞とは1991年に始まった「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に与えられる賞です。 「ノーベル賞のジョーク版」とも呼ばれています。 昨年は滋賀医科大の今井 真先生らが「わさびのにおいが眠っている人を起こすのに有効」という内容の研究成果で化学賞を受賞されています。 一見、くだらない研究に見えるかもしれませんが、音が聞こえない状況でも人を起こすことができるため、様々な場面での実用化が考えられるすばらしい研究です。 今年、イグノーベル賞を受賞されたのが、産業技術総合研究所の栗原 一貴さんとお茶の水女子大学の塚田 浩二さんが研究する「SpeechJammer」という研究です。 未来館5階の一角に、聴

    machida77
    machida77 2012/09/29
    イグノーベル賞受賞の発話阻害装置が未来館に!
  • 2012年ノーベル賞を予想する!~生理学医学賞その1~ | 科学コミュニケーターブログ

    Tweet こんにちは。科学コミュニケーターの鈴木啓子です。 いよいよこの季節がやってきました!ノーベル賞です!毎年私は新聞を楽しみにしていました。今年のノーベル賞は何かな、おっ意外なのがきたな、なんて。……でも、今年は予想する側に! 当たるかどうかハラハラですが、これから私が予想した生理学医学賞の受賞者を発表します! 鈴木啓子の予想する生理学医学賞 受賞者: Douglas Coleman (カナダ) 写真左 Jeffrey M. Friedman (米国) 写真右 受賞テーマ: レプチンの発見とその作用機序の解明 この研究のここがスゴイ! みなさん、事の前はおなかがすいていますよね? そして、そしてご飯をべて満腹になると、それ以上はべたくなくなるはずです。このとき、体の中で「レプチン」という欲を押さえるホルモンが働いています。もしもレプチンが働かなければ、際限なくご飯をべてし

    machida77
    machida77 2012/09/18
  • 1