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ブックマーク / www.newsweekjapan.jp/kimura (5)

  • 英変異株で致死率は65%も跳ね上がった 新局面を迎えた対コロナ戦争【コロナ緊急連載】

    [ロンドン発]イギリスで猛威をふるう感染力が最大70%も強い新型コロナウイルスの変異株(イギリス株)について、ボリス・ジョンソン英首相は22日の記者会見で「感染の広がりが速いだけでなく、高い致死率と関連している可能性がある」と警鐘を鳴らした。数値にはまだ不確実性が残るものの、イギリス株の感染者の致死率は65%上昇したとみられるという。 同国では3度目のロックダウン(都市封鎖)で新規感染者数は急減、80歳以上の71%と高齢者介護施設入所者の3分の2を含む540万人(成人人口の10分の1)に1回目のワクチン接種を終えた。イギリス株に現在のワクチンは有効だが、さらに変異が大きい南アフリカ株やブラジル株には効かない恐れがある。 このため英政府は南米、ポルトガル、アフリカ諸国を対象に水際作戦を強化している。 ジョンソン首相は「1日当たりの新規感染者数は4万261人。現在入院しているコロナ患者は3万8

    英変異株で致死率は65%も跳ね上がった 新局面を迎えた対コロナ戦争【コロナ緊急連載】
  • 科学の声を無視して経済を回し続けたイギリスの悲劇に菅首相は学べるか【コロナ緊急連載】

    変異株が猛威を奮い始めたロンドンで、EUとの通商合意にガッツポーズをする英ジョンソン首相(2020年12月30日) Leon Neal/REUTERS [ロンドン発]感染力が最大70%も増した新型コロナウイルス変異株が猛威をふるい、医療現場が未曾有の危機に見舞われているイギリスで社会的距離を現在の2メートル(1メートルならマスク着用)から3メートルに広げるよう英非常時科学諮問委員会(SAGE)の主要メンバーが政府に求めたと報じられた。 マット・ハンコック英保健相は記者会見で社会距離政策を無視する人たちを非難するとともに「必要ならさらなる規制強化もあり得る」と述べ、英イングランド主席医務官のクリス・ホウィッティ氏も「感染爆発を抑えるため、屋外での接触制限も含めコロナ対策を強化する時だ」と同調した。 イギリスで昨年12月22日から今年1月3日にかけ行われた調査で、大人の89%が屋外での肉体的な

    科学の声を無視して経済を回し続けたイギリスの悲劇に菅首相は学べるか【コロナ緊急連載】
  • 新型コロナ、封印された「第2波」 日本はいつになったら「失敗の本質」から学べるのか

    <「日政府は失敗を繰り返そうとしているように見える」と言う英専門家の鋭い指摘> [ロンドン発]日政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」(会長、尾身茂・地域医療機能推進機構理事長)が8月21日、「全国での感染拡大はピークに達し、一部の地域では新規感染者数が緩やかに減少し始めている」との見方を示した。 分科会メンバーの押谷仁東北大教授が発症日ベースで感染者の推移を分析した結果「7月27~29日ぐらいのところにピークがあるように見える」と報告した。分科会は7月下旬、新聞やTVで報道されている報告日(確定日)ベースより発症日ベースを重視する方針を打ち出していた。 コロナに感染、発症後にPCR検査を受けても確定診断が出るまでに時間がかかる。報告日ベースと発症日ベースでは流行曲線は異なり、発症日に切り替えるとカーブは前ずれする。集計にばらつきの出る報告日より発症日で対策を練った方が

    新型コロナ、封印された「第2波」 日本はいつになったら「失敗の本質」から学べるのか
  • 米中スパコン戦争が過熱する中、「富岳」の世界一が示した日英技術協力の可能性

    [ロンドン発]米中が世界一のスーパーコンピューター開発にしのぎを削る中、スパコンの性能を比較する専門家プロジェクトTOP500」の計算速度ランキングで日の新型機「富岳」が世界一を達成した。昨年運用を終えた理化学研究所計算科学研究センター(神戸市)のスパコン「京」が2011年に世界一になって以来9年ぶりの快挙である。 人類の科学技術がいかに進もうとも超高層ビルが天に届かないのと同じように半導体の微細化も限界に近づきつつある。「半導体の集積率は1年半ごとに2倍になる」というムーアの法則の終わりが囁かれる。グーグルは昨年10月、最先端スパコンが約1万年かかる問題を量子コンピューターが3分20秒で解き「量子超越性」を証明したと発表した。 スパコンのライバルは研究開発中の量子コンピューターだけではない。米ワシントン大学医学部に拠点を置く分散コンピューティング・プロジェクト「Folding@hom

    米中スパコン戦争が過熱する中、「富岳」の世界一が示した日英技術協力の可能性
  • 「英国を丸裸にするEU離脱はもう止めて」ケンブリッジ大の女性博士が裸の訴え

    [ロンドン発]3月末に期限が迫ってきた英国の欧州連合(EU)離脱。「ブレグジットは英国を丸裸にするだけ」と、残留を唱える英名門ケンブリッジ大学の経済学者ビクトリア・ベイトマンさんがチャーミングなボディーを惜しげもなくさらけ出して強硬離脱(ハードブレグジット)派に果たし状をたたきつけた。 1月中旬、ビクトリアさんは「拝啓、ダウニング街10番地(首相官邸の住所)にお暮らしのテリーザ・メイ首相。ここにプランB(EU離脱の代替策)があります。EU基法(リスボン条約)50条に定められた交渉期限を延長して2回目の国民投票を実施して。これが大学街ケンブリッジに息づく生の署名よ」とツイートした。 Dear #TheresaMay #Number10 #DowningStreet, Here is your #PlanB. Extend #Article50 & hold a #PeoplesVote.

    「英国を丸裸にするEU離脱はもう止めて」ケンブリッジ大の女性博士が裸の訴え
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