御嶽山の噴火の水蒸気爆発によって火口から噴き出す石や岩は秒速で約200メートル、時速では約720キロにも達することがあるとされる。頭や体に当たれば致命傷になる恐れがあり、大規模な被害につながった可能性が出ている。 「水蒸気爆発が起きたら噴石の発生が伴う。かなりの勢いで飛んでくれば10センチの石でも大きなけがになる」。28日に気象庁が開催した火山噴火予知連絡会の会長を務める藤井敏嗣・東大名誉教授は危険性を指摘した。 噴煙に巻き込まれた登山者の中には「軽トラックほどの大きさの岩石が飛んだ」とする証言もあるが、藤井会長は「そのようなことが実際に起きたとしても不思議ではない」と話した。 病院で手当てを受けた人の中にはのどをやけどした例も多く、高温の火山灰を吸い込んだ可能性を挙げた。
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