商務部の姚堅報道官は18日、ギリシャの財政危機がユーロ圏の経済成長の足を引っ張り、グローバル経済の復興プロセスを遅滞させており、中国の対外貿易輸出も今後、マイナス影響を被る可能性があると発言した。 姚報道官は次のように述べた。 国際社会は現在、欧州の主権債務危機がギリシャ、スペイン、ポルトガル、アイルランド、イタリアなどの西・南欧国家からユーロ圏の他国に広がるのではないかとの懸念に包まれている。ある経済学者はグローバル経済に二番底が出現すると予測する。 ギリシャの経済規模がユーロ圏全体に占める割合は2.5%で、中国のギリシャとの貿易量は中国の対ユーロ圏貿易全体の1%前後を占めるに過ぎない。このようにギリシャの経済規模や中国との貿易額は大きくないが、欧州全体の経済状況が今回の主権債務危機に足を引っ張られる可能性がある。 欧州連合(EU)は中国最大の輸出市場であり、対EU貿易量は中国の貿易全体