ガートナージャパンは10月12日、「生成AIのハイプ・サイクル」2023年版を公開した。大規模言語モデル(LLM)やプロンプトエンジニアリングといった技術は「過度な期待のピーク」にあると指摘。一方でオープンソースのLLMやマルチモーダル(画像や言語など複数の入力ソースを扱える)な生成AIなどは黎明期にあるとした。 中でも「生成AIに対応したアプリケーション」や、大量のデータでトレーニングし、さまざまなタスクに適応可能な「ファウンデーション・モデル」(基盤モデル)、AIの信頼性を高めリスクに対応する取り組み「AI TRiSM」については「10年以内に組織に大きなインパクトを及ぼすと予測される」(同社)とコメント。 ファウンデーション・モデルとAI TRiSMについては普及のめども示した。前者は「2027年までに、ファウンデーション・モデルは自然言語処理 (NLP)のユースケースの60%を支え