宮城県利府町は、2010年度に民営化を予定している町立青葉台保育所(定員90人)の運営事業者に、同町の社会福祉法人「愛耕会」を選んだ。鈴木勝雄町長が4日開会の町議会3月定例会の行政報告で明らかにした。 町によると、愛耕会は、同町中央の利府聖農保育園を運営している。1932年に始めた託児所が前身の同保育所で、長年にわたり保育事業に携わってきた。 町は1月26日から2月10日まで事業者を募集。愛耕会を含む二事業者が申請し、青葉台保育所の保護者や民生委員、町幹部ら9人で構成する選定委員会が書類審査やプレゼンテーションなどを実施して選考した。 青葉台保育所は96年に開所。約2100平方メートルの敷地に約600平方メートルの木造平屋の保育施設がある。町は新たな保育サービスへの対応や保育施設の経費削減を目的に民営化を決めた。 町子育て支援室によると、公立保育所の民営化は県内の町村では初めての試