【上三川】町は行財政改革の推進と保育サービスの向上を図るため、町立保育所の民営化を進めている。ふざかし保育所は来年四月の実施が決まり、上三川保育所は二〇一二年度の移行を目指す。大山保育所は民営化に踏み切るかどうかも含め在り方について庁内で議論を続けている。蓼沼保育所は〇七年度、既に民営化した。 町は、国の行財政改革の流れを受け保育所民営化に着手。延長保育や休日保育などニーズの多様化を踏まえ、民間が持つノウハウを活用して保育体制を充実させる狙いもある。 町内初の民営化となった蓼沼保育所は、町内の社会福祉法人に建物などを無償譲渡し、運営を任せた。宇都宮市の社会福祉法人への移管が決定したふざかし保育所は、築三十年以上で老朽化が激しいため、同法人が町の助成を受け近隣に新たな建物を設ける。定員は六十人から八十人に増員する。 上三川保育所について町は、今月開いた初の保護者説明会で民営化方針を提示