【宇都宮】待機児童解消に向けて市は来年4月から中央、南、東部の3地域に1カ所ずつ民間保育所新設を予定していたが、中央部の新設を見送った。用地購入の難しさなどから福祉法人の参入申請がなかったのが原因。市は既存の幼稚園に保育所機能を備えた「認定こども園」の募集に切り替え、近く事業者の募集を開始する。また、既存の5保育所で現在建て替えに伴う増築を行っているため、今年4月からは新たに80人の定員増が図れる、としている。 新設保育所の募集定員は各90人程度。3カ所で270人の定員増を目指し、市は昨年8月から福祉法人の保育所新設申請を募集していた。南部、東部とも各3法人の応募があり、このほど決定した。 中央部で応募がなかったことについて、市子ども部は「最も需要が多い地域だが、新たに保育所を整備するのに適当な土地を確保するのが難しかったようだ」と分析する。 同部は昨年10月、市内47の幼稚園を対象に「認
日光市の私立保育園で2008年12月、昼寝をしていた生後9カ月の乳児がうつぶせで窒息死する事故があり、両親が「乳児の状態を適切に確認せず漫然と放置した」として、保育園側や県、日光市に対し、計約6800万円の損害賠償を求める訴えを宇都宮地裁に起こす準備を進めていることが16日、分かった。両親は来月上旬にも提訴する考えで「保育園は説明責任を果たして謝罪してほしい。行政の責任も明らかにし、同じような事故を二度と起こさないようにしてもらいたい」と話している。 提訴するのは日光市板橋、会社員丹羽佳岐さん(47)と知恵さん(41)夫妻。夫妻や代理人弁護士によると、息子の信嘉ちゃん(9カ月)は08年12月15日午後3時半ごろから、日光市の認可私立保育園で昼寝をしていたが、同4時ごろ、うつぶせで心肺停止状態で見つかり、間もなく亡くなった。 保育園側の説明では、女性保育士が信嘉ちゃんをあおむけで寝かせたが、
【芳賀】保育環境の充実を図るため町は、町内に三つある保育園のうち、芳志戸の南高根沢保育園と西水沼の水橋保育園を来年度から民営化する。祖母井保育園は拠点保育園との位置付けで、当面は町が運営を続ける。 民営化する保育園は既存の建物を受け継ぐが、2012年度までに新たな保育園を建設することが条件。町は、園舎建て替えなどにより保育環境が充実するとしている。 新設する施設は木造平屋が原則で、本体工事は1平方メートルに付き20万円を限度に町が補助する。外構工事、大型遊具などについても助成する。 用地は町が無償貸与し、貸借期間は土地使用貸借契約で決める。新設後に不要になる土地は、町に返却する。 民営化先は公募することとし、対象は所在地が町内か芳賀郡市にあり、社会福祉法に基づく社会福祉法人。既設の法人の場合、認可保育園を運営していること、新設法人なら来年4月1日現在、所在地が町内にあることが条件。 21日
福祉施設などのサービスの質を客観評価する「福祉サービス第三者評価事業」を2009年度に受けた県内の介護、障害者施設や保育所などの施設は10カ所で、585カ所ある対象施設全体の1・71%にとどまっていることが15日までに、とちぎ福祉サービス第三者評価推進機構のまとめで分かった。県内では05年10月に始まり、これまでに1回でも受審した施設、事業所数も29カ所にとどまるなど、受審が進んでいない。同機構は「利用者のための制度。周知はしているが…」と頭を悩ませている。 同事業は、サービスの質の向上や利用者への情報提供などが目的で、評価結果は原則公開される。これまでに一度でも受審したことのある施設の内訳は、特別養護老人ホームなどの高齢者関係が8施設、身体や知的、精神など障害者関係が6施設、保育所や児童養護施設などの児童関係が15施設となっている。 同機構によると、実施率の低さは全国的な傾向という。「受
子どもたちの放課後の生活の場としてニーズが高まる放課後児童クラブ(学童保育)。各市町は大規模化解消のため分割に取り組むが、「放課後の生活の場」としての快適さには、依然大きなばらつきがある。(荻原恵美子) 家庭用の流し台が1カ所。おやつが終わると、指導員が約100人分のコップを洗い始める。子どもたちはその合間を縫って手を洗わなければならない。 学校の余裕教室2室を利用する県央のクラブは昨春分割し、組織上は2クラブになった。しかし、水道とトイレは1部屋にしかない。畳スペースがあるのは別の部屋だけ。 そのため、部屋割りは決まっていない。指導員は「子どもも保護者も『変わった』という実感はないと思う」と話す。 大規模化の解消策として、同様の対応でしのぐクラブは少なくない。余裕教室を複数利用して1施設としていたクラブを教室ごとに「第1」「第2」などと分ける方法だ。実質的には“大規模状態”が解消
【宇都宮】市は12日までに、16の市立保育園のうち4施設を「公立の拠点保育所」、6施設を「当面、公立として存続」、6施設を「民営化」とする「保育所等の整備方針」をまとめた。「4施設は公的役割を存続させ、それ以外は民営化または統廃合」とした2005年度に策定した現行の方針、計画を見直した。 公立として存続する施設を増やした理由について、市保育課は「増大する保育需要への対応と、需要が減少した場合に削減する定員の枠を確保しておくため」としている。現行の方針策定時と比べ、不況や国の制度改正によって、より大きい保育需要が見込まれるようになったという。 市は、保育需要がピークに達すると見込まれる2017年度までに、保育所と幼稚園(認定こども園を含む)の定員を1千人ずつ増やすことを目標としている。民営化によって、効率的・効果的な運営が図られ、建て替えなどによって定員増が期待できるとしている。 「当
【上三川】町は行財政改革の推進と保育サービスの向上を図るため、町立保育所の民営化を進めている。ふざかし保育所は来年四月の実施が決まり、上三川保育所は二〇一二年度の移行を目指す。大山保育所は民営化に踏み切るかどうかも含め在り方について庁内で議論を続けている。蓼沼保育所は〇七年度、既に民営化した。 町は、国の行財政改革の流れを受け保育所民営化に着手。延長保育や休日保育などニーズの多様化を踏まえ、民間が持つノウハウを活用して保育体制を充実させる狙いもある。 町内初の民営化となった蓼沼保育所は、町内の社会福祉法人に建物などを無償譲渡し、運営を任せた。宇都宮市の社会福祉法人への移管が決定したふざかし保育所は、築三十年以上で老朽化が激しいため、同法人が町の助成を受け近隣に新たな建物を設ける。定員は六十人から八十人に増員する。 上三川保育所について町は、今月開いた初の保護者説明会で民営化方針を提示
【宇都宮】保育園民営化に伴い、御幸ケ原町の市立御幸が原保育園が二〇〇九年三月で廃園し、学校法人「やまざき学園」(山崎直子理事長)に移管される。同保育園を廃止する市保育所条例改正案が十七日の常任委員会で可決。二十五日の本会議で可決、成立する見通し。 二〇〇六年に改定された市「保育園の整備方針・整備計画」の一環。二〇一五年度までに二十一園中、十五園を民営化、二園を廃園にする。御幸が原保育園は土地と建物を民間に譲渡または貸与する「民間移管」が採用された。公募には二者が名乗りを上げていた。 「やまざき学園」は下岡本町の釜井台幼稚園を運営。保育園名は「御幸が原保育園」となる。定員は百三十人で、ゼロ歳児も受け入れる。一月から三カ月間、共同保育を実施し四月から事業を開始する。
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