宮城県利府町が民営化に向けて準備してきた町立青葉台保育所で、運営を同町の社会福祉法人「愛耕会」に引き継ぐ「新しい保育園へバトンタッチの会」が3月31日、開かれた。町によると、県内の町村で公立保育所を民営化するのは初めて。1日から「青葉台保育園」として新たなスタートを切った。 鈴木勝雄町長が約90人の園児たちに「新しい先生、お友達と一緒にこれからも頑張ってください」とあいさつ。愛耕会の高橋紀男理事長は「皆さんが知っている先生もいるので、明日からも保育園で楽しんでほしい」と呼び掛けた。 愛耕会は同町中央の利府聖農保育園を運営。昨年2月に青葉台保育所の保護者や民生委員、町幹部らで構成する選定委員会が同保育所の運営事業者に選んだ。10月から町との合同保育などを通じ引き継ぎを進めてきた。 青葉台保育園の園児数は従来とほぼ同じ90人(1日現在)。職員は園長を含めて25人で、これまで勤務してきた1