ゴールデンウイーク(GW)まっただ中に心配なニュースだ。格安航空会社(LCC)ピーチ・アビエーションの石垣発エアバスA320-200型が那覇空港に着陸しようとした際に異常降下し、海面衝突一歩手前の状態に陥った。浮き彫りとなったのは、安さがウリのLCCが抱える不安材料だ。 ピーチ社の遠藤哲総合企画部長は30日、記者会見を開き、「運輸安全委員会の調査に全面的に協力し再発防止に努める」と謝罪した。 異常降下について、機長は「管制官から降下の指示が出たと勘違いした」と説明しているという。機体は高度約75メートルまで降下、あと20秒で海面衝突する危機だった。国交省は事故につながりかねない「重大インシデント」だったと判断した。 GW期間中のピーチ便の予約数は国内線が前年比46%増の約8万人、国際線がほぼ倍増の約3万5000人と人気を集めていた。同社によると、トラブル発生後、大規模なキャンセルの動きや、