2019年7月24日のブックマーク (3件)

  • 「生まれた環境」による学力差を縮小できない〈教育格差社会〉日本(松岡 亮二) @gendai_biz

    大卒の「友達」はだいたい大卒? みなさんが「友達」という言葉を聞いて頭に思い浮かべる人たちのうち、何割ぐらいが4年制大学を卒業している大卒者(もしくは現役の大学生)だろうか。「知り合い」だとかSNSで繋がっている人たちでもいい。 もし、わたしたちが無作為に他者と出会っているのであれば、昔に比べ進学率が高くなった20代であっても、大卒である「友達」の割合は50%ぐらいになるはずだ。 しかし、あなたが大卒であれば、「友達」の大卒割合はかなり高いだろう。筆者も大卒であるが、頭に思い浮かぶ同世代のほぼ全員が大学を卒業している。 このような関係性の「偏り」は、偶然でも何でもなく、わたしたちが小学校に就学する前から緩やかに始まっている。人が変えることのできない初期条件(「生まれ」)である、出身家庭の社会経済的地位(Socioeconomic status, 「SES」と省略)と出身地域によって、わた

    「生まれた環境」による学力差を縮小できない〈教育格差社会〉日本(松岡 亮二) @gendai_biz
  • MMT(現代貨幣理論)の批判的検討(1)─政府と中央銀行の役割

    <現在、世界および日の経済論壇において、賛成論と反対論の侃々諤々の議論が展開されているMMT。その内実を検討する......> 消費増税を含めた財政をめぐる論議が続く中で、MMT(現代貨幣理論)に注目が集まっている。7月中旬には、その主唱者の一人であるステファニー・ケルトン(ニューヨーク州立大学教授)が来日し、講演や討論を行い、昨今のMMTブームを反映するかのように大きな盛り上がりを見せた。その模様は一般のマスメディアでも幅広く報じられた。 MMTの生みの親であるウオーレン・モズラーのSoft Currency Economics II序文によれば、その最初の契機は、国債トレーダーを経て証券会社の創業者となったモズラーが、1990年代初頭に当時「財政危機」が喧伝されていたイタリア国債の売買を行った時に得た一つの「発見」にあった。その把握が、それ以前からポスト・ケインジアンの一部に存在して

    MMT(現代貨幣理論)の批判的検討(1)─政府と中央銀行の役割
    maeda_a
    maeda_a 2019/07/24
  • タイラー・コーエン「書評:スティーブン・ピンカー『The Better Angels of Our Nature』」

    Tyler Cowen “Steven Pinker on violence” (Marginal Revolution October 11, 2011) これは重要かつ示唆に富むで、知的なノンフィクションを読む人全てにお勧めできる。書評はここ。でも僕はこののメインテーマには疑問も感じている。 [1] … Continue reading 体制変化について計量経済学的な検定を行ってはどうだろうか。17世紀は、19世紀初頭と同じようにそれ以前の時代よりも遥かに暴力的な時代だった。程度の差こそあるけれどね。多分この分布は、「長期にわたる平和の高まりと、それを中断させる暴力の急上昇」とルイス・リチャードソンが暴力的衝突の統計に関する1960年の著書で示唆したところが上手く表現しているんじゃないだろうか。戦争とはミンスキー・モーメント [2]訳注;市場の暴落が始まる地点 のようなものだと考え

    タイラー・コーエン「書評:スティーブン・ピンカー『The Better Angels of Our Nature』」
    maeda_a
    maeda_a 2019/07/24