[Noah Smith, “This year’s econ critics make a few good points,” Noahpinion, October 25, 2021] ついでにダメな批判も少々. このブログを10年前にはじめたとき,ぼくは経済学の大学院生で,自分の研究分野(とくにマクロ経済学)の欠陥や短所をあれこれと指摘するのに熱心だった.そのうち,言うべきことは言い尽くしたなと思うようになって,とりあげる話題を他のものに移していった.ただ,他の人たちが経済学の分野にしかけてるいろんな攻撃を観察して――さらにレフェリー役をやって――すごすのは,いまでも楽しんでる.そういう攻撃のなかにはしごくもっともなものもあるけれど,経済学の業界がその批判者たち(内部のも外部のも)に耳をかたむけて過去10年でどんどん改善してきたおかげで,批判者たちがそれについていけなくなってる場合もよ