デフレは経済の活力を奪う。物価が下がり続ければ、借りたお金の負担感は年々増す。設備投資のために借金をする会社が損をして、現金をため込む側が得をする。リスクを取って挑戦する経済主体から、リスクを取らず現状維持にとどまる側に実質的な所得移転がなされる。日本経済の停滞の30年とデフレとは表裏一体の関係にある。足元で消費者物価指数(CPI)は31年ぶりの伸び率だが、総合的な物価動向を示すGDPデフ
14億人の中国を支配する7人……、第3期習近平体制の最高指導陣である中国共産党中央政治局常務委員の顔ぶれが発表された。さまざまな予測、噂、リークが飛び交っていたが、中国共産党党大会、一中全会(第1回中央委員会全体会議)後に明らかとなった人事は、ほとんどの予測を裏切る結果となった。 中国共産党指導部には、党大会時点で68歳以上は引退、67歳以下ならば次の党大会まで現役という、「七上八下」と呼ばれる慣例がある。習近平総書記がこの慣例を破って再任することはすでに確実視されていたが、まだ67歳の李克強首相が引退に追い込まれたのはサプライズだ。全人代(全国人民代表大会)委員長など、実権の少ないポストに回されるとの予測が有力だった。 また、実務派官僚の大物として知られる汪洋・政協(全国政治協商会議)主席も67歳での引退となったほか、次期首相の最有力候補とも見られてきた胡春華副総理は常務委員に入るどころ
2021年11月16日、『ゲンロン12』刊行記念イベントのひとつとして経済学者・梶谷懐さんと東浩紀による対談イベントが行われました。『幸福な監視国家・中国』(共著、2019年)などの著作で知られる梶谷さんが、東の論文への応答記事をご自身のブログで書かれたことをきっかけに実現したこの対談。昨年「ゲンロン友の会」にも入会してくださったという梶谷さんのご経歴から、戦争責任の問題や村上春樹らの文学作品、さらには中国の政治風土や公共性まで、「アジア」という視点からさまざまな普遍的な問題について深い議論が交わされました。第1回、第2回とあわせてお楽しみください。 また現在予約受付中の『ゲンロン13』では、梶谷さんと東に、憲法学者の山本龍彦さん加えた鼎談「情報時代の民主主義と権威主義」を収録しています。ゲンロンショップでは、東浩紀のサイン入り『ゲンロン13』が手に入るキャンペーンも実施中です。この機会に
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