茨城県土浦市大畑の大型商業施設「新治ショッピングセンターさん・あぴお」を運営する新治商業協同組合と新治商業開発(いずれも同所)が水戸地裁土浦支部に破産を申し立て、手続き開始決定を受けたことが21日、分かった。負債総額は6億~7億円程度とみられる。核店舗のスーパー「エコス」などは営業を続ける。 関係者によると、同組合と同社は17日に破産を申し立て、同日開始決定された。商業施設の6割程度はエコス(東京都昭島市)が保有しており、同店のほか数店舗は営業を続ける。同組合管理のテナント約30店舗のうち一部は21日時点で営業を続けている。テナント運営会社の一つは「突然のことで困惑している」と話した。 「さん・あぴお」は長崎屋を核店舗として1993年に開業したが、長崎屋が経営破綻。その後、エコスが買い取り、核店舗として出店している。