電気代は上昇をつづけない 日本銀行の植田和男総裁が「粘り強く金融緩和をつづける」と表明した10月31日、為替相場では1ドル151円の円安が進行した。これに「またまた物価が上がる」と批判の声が上がっているが、私はそうは思わない。 やはり、金融緩和は粘り強くつづける必要があるからだ。 前編『いま必要なのは「緩和継続」だ!「金融引締め」を主張する人が見落とした「電気・ガス・ガソリン価格の真実」を教えます!』では、現在、3%となっているインフレがエネルギー価格の上昇の影響だと説明したが、エネルギー価格は永久に上昇することはない。