2023年11月29日のブックマーク (7件)

  • 最近読んだ本シリーズ:『体育がきらい』&『サイエンス超簡潔講義 動物行動学』&『サイエンス超簡潔講義 うつ病』 - 道徳的動物日記

    ●『体育がきらい』 体育がきらい (ちくまプリマー新書) 作者:坂拓弥 筑摩書房 Amazon 著者は大学で体育やスポーツを教えており、また「体育哲学」という研究を行なっているそうだ。書で哲学っぽいことが書かれるのは終盤になってからだが、身体を通じて個々人が世界を経験したり知覚や認識をしたりすることを重視したり、「体が変わる」ことで「世界が変わる」と論じたり、あと全体的に「〜のために運動すべきだ」とか「〜な身体になったほうがいい」とかいった基準や規範に否定的で個々人の多様性や独自性を重視している感じなど、どことなく現象学を思い出させるような議論がなされている。 全体的には、日独自の「体育」教育が発達した歴史的経緯や現在の教育現場における体育教育の状況が紹介されていたり、体育や運動とスポーツとの違いについて論じられたりしている。体育教育やスポーツ論に関する知識が得られるという点ではよい

    最近読んだ本シリーズ:『体育がきらい』&『サイエンス超簡潔講義 動物行動学』&『サイエンス超簡潔講義 うつ病』 - 道徳的動物日記
    maeda_a
    maeda_a 2023/11/29
    “「体育がきらい」な子どもに向けて書かれたテイ…実際には、体育業界に関わっている(が体育業界を相対化する視点も持ってしまったがために居心地の悪さや罪悪感を抱いている)大人による子どもに向けた言い訳…”
  • ジョセフ・ヒース「アイデンティティ・ポリティクスはナショナリズムに似ている」(2023年11月26日)

    西洋社会での外集団嫌悪(exophobia)の高まりが、社会正義という大義を促進するために採用してきたアプローチの戦略的失敗をもたらす可能性を、進歩派はもっと懸念すべきである。 年をとるにつれ、周りの人が覚えていないことを思い出せる機会が増えていく。私がアイデンティティ・ポリティクスを巡る昨今の議論を真面目に受け取る気になれない理由の1つはこれである。私は既に同じことを経験してしまっているのだ。この映画は前に見たことがあるし、結末だって知ってる。 言い換えれば、私は1990年代のことを生き生きと思い出せるのだ。実際、私は90年代からこの仕事に就いているが、全く同じ考えについて(提示の仕方まで全く同じであることも多い)、人々がどれほどの熱量で議論していたかを覚えている。マキシム誌のような90年代後半の文化製品を取り上げて、「なんてこった、こいつらはセクシストだったんだ」と言ったり、「となりの

    ジョセフ・ヒース「アイデンティティ・ポリティクスはナショナリズムに似ている」(2023年11月26日)
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    maeda_a 2023/11/29
    “アイデンティティ・ポリティクスがなぜ「ゴキブリのような思想」(cockroach idea)になったか、である(…「うまくすれば取り除けることもあるが、それも束の間、何度でも戻ってくる悪い考え」)”
  • ノア・スミス「『絶望死』物語への批判」(2023年11月26日)

    数年前に,ノーベル賞経済学者のアンガス・ディートンがこう宣言しだした――現代経済学はなにもかも間違っている.ディートンの主張はようするにどんなものかっていうと,近年,アメリカで平均寿命が減ってきた理由は資主義経済システムでつくりだされた絶望にあるんだ,という話だ.このアイディアを展開したや数多くの論文を彼は発表している. 実は,かくいうぼくは「絶望死」説に好意的ではある.ただ,絶望よりもストレスの方が問題なんじゃないかと思ってる――たとえば過や薬物・アルコールの濫用みたいな行動は,〔苦しみへの〕対処機構みたいなもので,中毒になったり長期的な健康を害したりしてしまうことがあるんだろう.ただ,これはたんなる推量でしかない.実のところ,平均寿命が短くなっているのを示すだけでは,ディートンが資主義に関して提示した壮大な説はちっとも証明されない. 骨子を言えば,ディートンが言っている説はこん

    ノア・スミス「『絶望死』物語への批判」(2023年11月26日)
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    maeda_a 2023/11/29
    “こうして解釈を大きく飛躍させる一方で,データがそれを支持するかどうかに心底から興味がなさそうなところこそ,ディートンの反資本主義メッセージがこうもいらだたしくなっている所以だ”
  • カドミウム吸収を抑えた画期的なコメの新品種「あきたこまちR」 福島みずほ議員らの“安全性への疑問”は妥当なのか(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース

    土壌のカドミウムをほとんど吸収しないコメの新品種「あきたこまちR」をご存じだろうか。「あきたこまちR」は品種改良技術により開発されたコメで、品の安全に関する著書が多数ある科学ジャーナリストの松永和紀氏は「日のコメが抱える問題を解決できる画期的な品種です」と評価する。秋田県では2025年からコメの栽培品種を、従来のあきたこまちからあきたこまちRに全量転換する方針だ。 【写真】福島みずほ氏がXで「消費者の権利を守りたい!」と訴えた内容 ところが、11月9日、社民党の福島みずほ参院議員がX(旧ツイッター)で〈消費者の権利を守りたい!〉と投稿し、「2025年秋田県全量転換 放射線育種米あきたこまちR 何が問題なのか」と題した報告会の開催を知らせるポスター画像を添えた。ポスターには、あきたこまちRへの全量転換を問題視する記述がある。なぜこうも評価が異なるのか。 そもそも「あきたこまちR」はどんな

    カドミウム吸収を抑えた画期的なコメの新品種「あきたこまちR」 福島みずほ議員らの“安全性への疑問”は妥当なのか(NEWSポストセブン) - Yahoo!ニュース
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    maeda_a 2023/11/29
  • 自転車選手は冬作られる!その④~パフォーマンスの低下はどこまで許されるか~ - 南部博昭のブログ

    先日X(旧ツイッター)でオフシーズンのトレーニングについてポストいたしました。その際、過去のブログを再掲しました。日はそれの第四弾です。ご存じない方はその1、その2、その3を併せてご覧ください。 何度でも繰り返しますが、オフシーズンにどれだけ頑張ったかで次のシーズンの出来が決まると言っても過言ではありません。皆さんレベルアップのために日々努力なさっていると思います。 しかしながら、競技を始めたばかりの選手や自然と体が大きく強くなる成長期の選手を除けば、パフォーマンスが右肩上がりということは有り得ません。必ず下がりますし、一旦落としてでも心身共にリフレッシュする期間は必要です。 ただ、頭ではわかっていてもパフォーマンスを落とすことに対して不安を感じる方は多くいらっしゃるのではないかとも思います。その不安から普段通りに積み上げて行こうとしてシーズンの頭にパンクするというのは割と起きます。 今

    自転車選手は冬作られる!その④~パフォーマンスの低下はどこまで許されるか~ - 南部博昭のブログ
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    maeda_a 2023/11/29
  • Ranの『#伊能忠敬プロジェクト』完結編。国道6号で日本地図を結ぶ。 - LOVE CYCLIST - ラブサイクリスト

    Ranによる、GPSのログで日地図を描く「#伊能忠敬プロジェクト」。 2020年からスタートし、仕事の休暇ごとに日中を走り回って地図を描いてきた。そんな途方もないプロジェクトがまもなく完成を迎えると聞いて、日の海岸線がすべて繋がる最後のライドに同行させてもらうことになった。 最後の線を描くのは、南相馬市からいわき市までの国道6号沿い約90km。仲間たちと一緒に走ったプロジェクトの締めを記録として残す。 Ran(@31_ran_) 基自転車乗り、時々お医者さんのギャル。FUNRIDEでのコラム連載や、GPSで日地図を描く#伊能忠敬プロジェクト自転車の楽しみ方を追求するラジオ「ペダミミ」の運営など自転車に関わる幅広い活動をしている。

    Ranの『#伊能忠敬プロジェクト』完結編。国道6号で日本地図を結ぶ。 - LOVE CYCLIST - ラブサイクリスト
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    maeda_a 2023/11/29
  • 反共同体主義としてのリバタリアニズム(読書メモ:『自由はどこまで可能か』) - 道徳的動物日記

    自由はどこまで可能か=リバタリアニズム入門 (講談社現代新書) 作者:森村 進 講談社 Amazon タイトル通り、思想や哲学としてのリバタリアニズムの入門書。 書の初版は2001年ともう20年以上前であるし、わたしが書を最初に読んだのも学部生だったときだ。書の書評やレビューはネットの内外にて既に大量に書かれているだろうから、この記事では書の内容を要約するということはせず、先日に読み直したときにとくに印象に残った箇所……第4章「政府と社会と経済」で、共同体主義(コミュニタリアニズム)や共和主義などの「連帯感」を重視した発想に対して批判を行なっている箇所を主に紹介しておこう。 経済的不平等は社会内部の連帯感を損なう、と言われるかもしれない。だが、リバタリアンはそもそも相互に人間性を認め合うという、礼儀正しい尊重以上の濃い連帯感が社会全体の中に存在しなければならないとは考えない。濃い連

    反共同体主義としてのリバタリアニズム(読書メモ:『自由はどこまで可能か』) - 道徳的動物日記
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    maeda_a 2023/11/29