16日で創業100周年を迎える近畿日本鉄道の小林哲也社長が15日、産経新聞のインタビューに応じ、現在は距離に応じて定額の特急料金について、伊勢神宮(三重県伊勢市)の式年遷宮が行われる平成25年に導入予定の新型特急に合わせ時間帯やサービス内容で細かく変動する新しい料金制度を採用する考えを明らかにした。また、阪神電気鉄道への特急乗り入れについては、団体専用の臨時列車で近く試験的に運行する方針を示した。 小林社長は新型特急について、6両編成で全車両に3列座席を導入する高級仕様になると説明。食事ができる空間や個室もあり、従来の特急料金より高めを予定していることから新料金の採用を決めたという。 新料金では列車の等級やサービス内容で価格を変動させるほか、混雑する時間帯は通常より高めにする一方、乗客の少ない昼間などを割安にして集客を図る。また、新しい予約システムの導入も検討している。小林社長は「新型特急