国連は、イランやベネズエラなど8か国について、加盟国が負担する分担金の支払いが滞っているとして、国連憲章の規定に基づき、国連総会で投票する権利を失うことを明らかにしました。 国連は、経済力などをもとに加盟国が負担する分担金の額を決めていて、分担金を2年分以上滞納した加盟国は、国連総会での投票権がなくなると国連憲章で定められています。 グテーレス事務総長は、国連総会議長に送った10日付けの書簡で、加盟国のうち、イランやベネズエラ、それにスーダンなど合わせて8か国について、分担金の滞納額が2年分以上にふくらんだとして、国連総会での投票権を失うことを明らかにしました。 8か国は今後、国連総会で決議案の採決などが行われても1票を投じることはできませんが、必要な額を支払えば、投票権を回復できるということです。 国連では、一部の加盟国による分担金の滞納が、慢性的な財政難の要因となっています。 ※投票権
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