1998年の高松宮記念などスプリント重賞3勝をあげたシンコウフォレスト(牡14)が、7月にアイルランドで安楽死処分されていたことが判明した。これはブログ「あさ◎コラム」さんが繋養先のラスバリースタッドに問い合わせて明らかになったもの。シンコウフォレストは今シーズンはじめに8頭に種付けしたものの受胎せず、完全に繁殖能力が喪失したことが確認されたため、シンジケートが解散、殺処分となったという。グリーンデザート産駒であるシンコウフォレストは引退後、種牡馬として故郷のアイルランドに輸出され、シャンペンS(英G2)やグロシェーヌ賞(仏G2)などの重賞勝ち馬を輩出して順風満帆な繁殖生活を送っているとみられていた。繁殖能力がなくなったとはいえ、種牡馬として一定の功績を残し、日常生活に支障のない同馬があっさりと処分されたことに戸惑いを感じるファンがいることは確かだろう。かくいう私もそのひとりだ。 一方で競