9月は自民党総裁選にメディアが乗っ取られる。もちろん本誌には「自民党劇場」を実況中継する使命もないし、そのつもりもない。そもそも、ドロドロの派閥抗争や騙しと裏切りの末のどんでん返しに深い意味があるのだろうか。 野党が求める臨時国会の開催のほうが私たちの生活にとっては重要だろう。やりたいところはドーゾ。しかし、とはいっても、総裁選の行方が世の中を左右することは間違いない。だから違う視点で取りあげようと試みる。そうすると悩むのが表紙選定だ。 他のメディアに高頻度で露出するのは、派閥首領と候補者の顔顔顔。人の顔はアイキャッチだから……。かりに本誌に候補者の顔をでかでかと載せようものなら、クレームが殺到するだろう。「見たくないものを見せられて苦痛」「恥ずかしくて外で本誌を開けない」「趣味が悪い」等々。 悩みに悩んで、今号の表紙は同性婚訴訟の記事から取った。レインボーカラーのマスクをした方々が自民党
指定暴力団九州誠道会の最高幹部の乗る車にダンプカーで突っ込んだとして暴行などの罪に問われている指定暴力団道仁会系組長、執行剛司(しぎょう・こうじ)被告(29)の論告求刑公判が14日、福岡地裁久留米支部であり、被告人質問で執行被告は「『2ちゃんねる』に、びびってると書き込まれたので、やった」と動機を明かした。 2ちゃんねるは、インターネット上の掲示板サイト。分野や話題ごとに「スレッド」と呼ばれる掲示板が立ち上げられ、誰でも書き込める。 法廷で犯行動機を弁護士から問われた執行被告は、対立する九州誠道会(福岡県大牟田市)と道仁会(同県久留米市)のトラブルにふれ、「2ちゃんねるに『道仁会は九州誠道会にびびっている』と書き込まれ、腹立たしかった」などと述べた。 検察官が「(掲示板に)書き込んだのは組員と限らないのではないか」と問うと、執行被告は「カタギじゃ知らないことも書かれている」と答えた。
自分の好きなことを貫くということ最近のぼくのブームは、「世間では誤って認識されていること」をえぐり出し、それに別の価値観を与え、一つのコンセプトとして確定することだ。去年から、ワタナベコメディスクールというお笑いタレントを養成する専門学校で講師をしているのだけれど、そこで教える中で徐々に明確になってきたのは、「結局は自分の好きなことを貫き通したやつが負ける」ということだ。これはお笑い芸人を目指す生徒たちを見ていて気づいたことで、なおかつ授業の中でも何度となくくり返し述べてきた。何度となくくり返し述べ、ほとんど全ての生徒がそれを理解してくれたのにもかかわらず、しかしなかなか実践することはできないという、少々困難なコンセプトなのだ。 「結局は自分の好きなことを貫き通したやつが勝つ」というのはよく言われることだ。そしてお笑い芸人を目指している生徒たちも、たいていはそういうもんだと信じていて、自分
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