成田空港と東京都心部を最速の36分で結ぶ京成電鉄の「成田スカイアクセス」が17日、開業する。日暮里−第2空港ビル間の所要時間をスカイライナーより15分短くなる。これに対し、都心から最速50分の「成田エクスプレス」を運行するJR東日本は割引料金や新型車両の導入で対抗する構えだ。成田の発着枠拡大による利用者の増加が見込まれる中、“成田への足”を競い、火花を散らす。 「世界の主要空港のアクセスに肩を並べることができ、成田をより身近に感じてもらえる」 京成電鉄の花田力社長は15日、都内ホテルで開いた記念式典で、スカイアクセスに込めた思いを熱く語った。 スカイアクセスは現行のスカイライナーが走る京成本線とは別に、新線を整備した「成田新高速鉄道」に乗り入れる。営業運転の最高速度は時速160キロで、1日に上下54本を運行する。日暮里からの料金は現行スカイライナーより480円高い2400円。 6月17日