デジタル一眼レフ撤退も オリンパス、カメラ再建策 オリンパスは12日、製品群の縮小を柱とするデジタルカメラ事業の再建策を、今春策定することを明らかにした。デジタル一眼レフカメラからの撤退も検討するほか、高性能カメラ付きスマートフォン(多機能携帯電話)の普及で苦戦している小型デジカメも一段と絞り込む。巨額損失隠し事件を受けて事業の再構築を進める中、さらに追加のリストラに踏み込む。 デジカメの不振を受け、2013年3月期の連結業績予想を同日、下方修正。売上高は従来予想比170億円減の7400億円、純利益も20億円減の60億円とした。 デジカメを中心とする映像事業は営業損益が160億円の赤字と3年連続で損失を計上する見通しだ。12日の記者会見で竹内康雄取締役専務執行役員は「映像事業の回復は喫緊かつ重要な課題で、さらなる構造改革の検討を進める」と語った。 デジカメの12年4~12月期の販売