【米谷陽一】日本たばこ産業(JT)は25日、2014年3月期決算の純損益予想が前期比20・8%増の4150億円の黒字で、過去最高になりそうだと発表した。円安のおかげで、売り上げの半分を占める海外の稼ぎが大きくふくらむという。 JTは、国内たばこ市場が縮んでいるため、海外たばこ会社の買収を積極的に進めてきた。この結果、13年3月期の海外売上比率は47・7%に達した。 13年3月期決算での換算レートは1ドル=80円弱だった。しかし急速な円安ドル高が進み、14年3月期の想定レートは1ドル=95円と大きく円安に振れた。このため、円ベースの14年3月期の業績予想で営業利益(減価償却費などを除く)が700億円近く押し上がり、売上高も同11・7%増の2兆3680億円になる見通しだ。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方) 無料会員登録は