これまでのところ、初音ミク関連では幾つかの成功曲あるいはヒット曲というものが生まれている。 いずれも、巨万の富を築けるかどうかはともかくとして、商品化は十分に可能、あるいは「それを題材とした二次的商品展開」を見込めるコンテンツであったと思う。 しかし、それらから利益を回収する試みや、二次的な商品展開はそのほとんどが失敗に見舞われている。 「みくみくにしてあげる♪してやんよ」はJASRAC登録を巡るトラブルで失速。JASRAC登録によって得られるメリットは今のところ目に見えて享受できているようには見えない。 「メルト」は権利トラブルこそなかったものの、作者はあの後、新曲をひとつも発表していない。CD頒布にはこぎ着けたけれど、これだけの大きなコンテンツとなったのに、ニコニコ動画はひとつも関連コンテンツでの利益を得られなかった。 デPについて言えば、いつか来る予定調和的終焉と言えなくもないけれど