最近の重大事故や事件で、被害状況が報じられる際には、心肺停止人数や重体・重傷者の数が伝えられますが、なぜ死亡とは言わずに心肺停止という表現をするのでしょうか。 心臓の停止をもって人の死を判断するため、心肺停止という言葉を使用すると、処置によって生き返る可能性があるとの希望的な考えが生まれる場合があります。 しかし、医学の進歩により蘇生の可能性は上がっているものの、心肺停止の場合でも生命の復帰ができないこともあります。そのため、報道などで心肺停止という表現が使われる背景には、希望的観測を持たせる意図や報道の協定などがあるのかもしれません。 最近、重大事故や事件で被害状況を伝えるのに 心肺停止○人,重体○人、重傷者○人等、死亡と言わず 心肺停止と表現していますが、何か軽く感じてしまいます。 心臓の停止をもって人の死となるから、死亡と判断すべき ところを心肺停止と言えば、処置によって息を吹き返す