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ブックマーク / oxon.hatenablog.com (2)

  • 今さら放射線管理区域がどうこうと騒いでいるが… - 宇宙線実験の覚え書き

    僕が原発事故で最も印象的だったことは、行政から公表された数値を読解する能力が、日の大手報道機関には欠如しているという事実です。もちろん、報道機関は報道機関であって研究機関ではないですし、曲がりなりにも物理学で博士号を持つ僕が、「日のマスコミ分かってねーなぁ」と文句垂れるのは簡単です。 けれど、もうちょっと報道機関にグラフ描いたり計算できる人間が揃っていても良いのではないだろうか。大学院重点化というのは、科学の専門家を色々な分野に送り出すための布石だったのではないのか。そういうことを繰り返し感じた 40 日間でした*1。 以下、いくつかの例を*2。 1. 放射線量の変化のグラフ 初期の頃から、放射線量の測定値は東京電力や自治体、文部科学省によって公表されてきました。しかし、公表された毎時の線量を単発で報道するのみで、誰もその増減がどうなっているかなんて報じることはありませんでした。さらに

    mahal
    mahal 2011/04/25
    皮肉だなと思うのは、俺も含めマスコミ批判する際「勝手に一次情報に色付けるな」って批判はかなり魅力的だったこと。で、実際にメディアがこういう「分析」してたとして、外してたら半端なく叩かれたろうなぁ、と。
  • 原発の対応について、僕が政府をそれほど疑っていない理由 - 宇宙線実験の覚え書き

    専門家じゃないですからね。政治としては主観の入った論、科学としては一般論です。 目に見えない放射性物質、聞いていても分からない保安院や東京電力の説明、そして物理の素養があっても全く状況の掴めない原子炉の現在の状況。そこで出てくるのが、「政府や東電はちゃんと状況を国民に説明しているのか」という疑いの目。これは当然だと思う。 ただし、多分、現場の人間だって原子炉の状況はちゃんと分かっていない。少ないデータなりに、今より悪化する状況もちゃんと想定しているのだろう。決して楽観視はしていないはずだ。そして、それを国民に知らせたって、誰に何の得があるというのだ。混乱か?絶望感か?それとも、楽観的な予想を伝えて国民を安心させるのか?何を伝えるべきかというのは難しい。 原発への対応は、この数週間での短期決戦と、今後数年間、はては数十年にわたる戦いが必要になるだろう。長期的な被害については、まだ政府は口を閉

    原発の対応について、僕が政府をそれほど疑っていない理由 - 宇宙線実験の覚え書き
    mahal
    mahal 2011/03/23
    数字には正直だと思うけど、どういう場面で「封じ込め」に失敗しているのかって辺りが、今ひとつ説明されてない気がする。その結果、部外の科学者の智恵を参照しづらくしてるのが、ある種の不信感の源泉かな、と。
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