大阪府の橋下徹知事は27日、定例記者会見で、関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港問題をめぐり「神戸空港は失策。神戸市民もそういうことを決めたリーダーを選んだという認識を持ってほしい」と、空港建設の経緯などを批判。「兵庫県知事や神戸市長も失策と認めてほしい。大阪府も関空を造ったときに伊丹空港を処理しなかったことは失策だった」と持論を展開した。 橋下知事は伊丹廃港が神戸空港の活性化にもつながると主張。「(神戸市の)矢田立郎市長こそが伊丹廃港と言うべき。もっと政治家として行動してもらいたい」と述べた。伊丹廃港をめぐって意見が対立している兵庫県の井戸敏三知事についても「神戸空港をどうしたいのかというビジョンがみえない」と攻撃した。 またこの日、知事に当選してから2年となったことに関連し、橋下知事は「子育てや福祉についての選挙公約のなかには、僕の勉強不足で府ではなく市町村がやるべき事業を掲げてい