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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/sinnsikousi (3)

  • 論文の壁(論文の段階) - 原孝至の法学徒然草

    短答の壁というか,ステップアップへの段階はかつて書いたところですが,今日はその論文版を書いてみようと思います。各段階と,その処方箋を少し。 <ステップ1>法律論文の体裁をみたさない 答練の採点をしていると,1割くらいはこういった答案がでてきます。比喩的に言うと,「作文」「大学入試小論文」的な答案です。要するに,法的三段論法を遵守できていなかったり,論理性に欠く(印象・感覚的結論を導く)答案です。法的三段論法を遵守できていないとは,規範を提示せず裸の利益衡量をしている,抽象論(≒規範)と具体論(≒あてはめ)が区別できていない,などの答案です。 この段階においては,まずは法的三段論法について勉強して,そして,法律論文として成立している答案を写経してみるのが適切な処方箋のように思います。 なお,この段階に属する答案で,判例・裁判例の書き方を模倣しているかのごとき答案がありますが,判例・裁判例は答

    論文の壁(論文の段階) - 原孝至の法学徒然草
  • 現役生の方へ~こんな人は受からない - 原孝至の法学徒然草

    明日,公判期日がありまして,今日はその準備。接見に行って,被告人質問の最終打ち合わせがメインでした。「弁護人からはこういうことを聴きますよ」「検察官からはこんなことが聴かれると思いますよ」「それについてはこんなふうに答えましょう」と言った調子。接見室が暑いこと暑いこと。冷房入れてくれないもんかなぁ。 で,夜は同じ班の修習生とビアガーデンの予定だったのですが,雨天中止(涙)南九州はとんでもない豪雨のようで(お住まいの方,大丈夫でしょうか?),それほどではないにせよ,広島も結構降っています。ビアガーデンが流れたので,ゆっくりブログを。 さて,LS既卒の方(短答に通過した方,短答で涙をのんだ方,受け控えた方)に向けてはすでに書いたので,今日は現役のLS3年生の方へ。表題の通り。去年も似たようなことを書いたのですが,そこには書かなかったこと,現役生プロパーのことを徒然に列挙していきます。 (1)「

    現役生の方へ~こんな人は受からない - 原孝至の法学徒然草
    mahigu
    mahigu 2011/07/07
    何という俺。。。。
  • 法令違憲と適用違憲と処分違憲と - 原孝至の法学徒然草

    「愛しさと切なさと心強さと」みたいなタイトルですが(笑)多くの受験生が「気持ち悪い」ところだと思います。ちょっと長くなっちゃいますが、コメントに寄せられたご質問にお答えします。戸松先生の「憲法訴訟(第2版)」を参考にしました。文中に記載の頁は、同書で参考にした箇所です。 まず、342頁にこうあります。 「裁判所が違憲の判断を下すとき、その対象は主として法令の規定、または公権力の行為である。前者を対象にするとき、通常、法令違憲と適用違憲の2つの手法がみられる。後者を対象とした違憲判断を処分違憲と呼ぶ。」 「私人間の紛争に適用の法令の規定そのものやそれの適用について違憲と判断するときは、法令違憲、適用違憲と呼ぶことができる。もっとも、処分は、公権力によるものであり、私人の行為について、処分違憲ということはできない。」 まず、以上から、法令違憲・適用違憲・処分違憲のイメージができると思います。せ

    法令違憲と適用違憲と処分違憲と - 原孝至の法学徒然草
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