「彼女が支払うべき代償は指1本が相当だと思った。バレエ講師なので顔や足は遠慮した」-。バレエ講師の女性=事件当時(24)=の親指をタガネで切断して重傷を負わせたとして、傷害の罪に問われた住所不定、無職、橋本浩明被告(41)の第3回公判が6日、東京地裁(菅原暁裁判官)で開かれた。この日は被告人質問が行われ、「なぜ指を切断したのか」という謎について被告が初めて口を開いた。橋本被告は「正当な報復だった」と独善的な自己正当化に終始したが、一方でその話には奇妙な自己抑制もあった。橋本被告が語った事件の経緯とは-。(社会部 小野田雄一) 被害女性「罪の重さ認識して」平成28年11月の初公判で検察側が主張したところによると、橋本被告は東京都内のバレエ教室に26年に入会。しかし練習日程変更の連絡などをめぐり女性に不備があったとして、女性を怒鳴るなどした。そのため教室側は27年10月、橋本被告を強制退会処分
![【バレエ講師指切断事件の深層】被告男は言った。「支払うべき代償は指1本。正当な報復だった…」 強制退会を逆恨みしつつ奇妙な自己抑制も(1/2ページ)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f37fdc6cf1091d11fb3d30da74f8b3c909e804b4/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sankei.com%2Fcommon%2Fimages%2Fogp_default.jpg)