大相撲の横綱朝青龍(29)(本名ドルゴルスレン・ダグワドルジ、ウランバートル出身、高砂部屋)が泥酔して男性の顔を殴り、けがをさせた問題で、朝青龍は4日、引退する意向を明らかにした。 朝青龍は初場所6日目終了後の1月16日未明、東京・西麻布の路上で泥酔して暴れ、男性にけがを負わせたとされる。相撲協会は今月1日、調査委員会(委員長・友綱理事=元関脇魁輝)を設置。4日の理事会に朝青龍と高砂親方(元大関朝潮)を呼び、事情を聞いていた。 朝青龍は2003年1月、第68代横綱に就任。曙、武蔵丸に続く史上3人目の外国出身横綱で、1999年初場所の初土俵から25場所での昇進は、年6場所制が定着した58年以降の最速記録(幕下付け出しの輪島を除く)だった。 07年7月には、故障で地方巡業の休場を申し出ながら、母国でサッカーに興じていたことが発覚。2場所出場停止処分を受けた。今回の問題が起きた1月の初場所では、