KDDI(au)が、米アップルのスマートフォン(多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)」の新商品を、国内で販売する方向で調整していることが22日、分かった。国内では、一部輸入品を除きソフトバンクモバイルだけがiPhoneを販売してきたが、KDDI参入で独占体制が崩れる。 携帯業界2位のKDDIはスマートフォン戦略で出遅れ、iPhoneが好調な3位のソフトバンクに猛追されていた。人気のiPhoneを取り込むことで、挽回を図る。携帯事業者のスマートフォン競争が一層激化しそうだ。 iPhoneはアップルが世界展開し、スマートフォン人気の火付け役となった。近く現在の「iPhone4」に続く新商品「iPhone5」が発表されるとみられている。 アップルはこれまでiPhoneについて1国につき1事業者としていたが、最近ではこの原則が崩れてきていた。