2016年12月13日のブックマーク (3件)

  • 『〈憧憬〉の明治精神史』 長尾宗典著 評・安藤宏(国文学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)

    理想求めた明治の精神 「憧憬」という語は、明治中期に新たにできた和製漢語である。高山 樗牛 ( ちょぎゅう ) とその盟友、姉崎嘲風(宗教学)らが使い始めたと言われている。書はこの語が青年たちの間に一気に広まっていく時代背景を、一個の精神史として考察する試みである。 日清戦争後、個我の意識と近代国家のイメージとの間に距離が生じ、理想と現実との 乖離 ( かいり ) があらためて意識されるようになった。「 煩悶 ( はんもん ) 青年」が時代のキーワードになるゆえんである。書によれば、「憧憬」とは、理想の不可能を認めつつ、なおその実現に向け、現実を漸進的に発展させていこうとする修養の態度を指すのだという。その際、重要な手立てとなったのが美術と文学で、西洋文明との対決が政治社会から文化の領域に移るに従い、文明批評のためのイデオロギーとして、あらためて学問としての「美学」に注目が集まることに

    『〈憧憬〉の明治精神史』 長尾宗典著 評・安藤宏(国文学者・東京大教授) : ライフ : 読売新聞(YOMIURI ONLINE)
    maimai921
    maimai921 2016/12/13
    「歴史学から出発して、思想史、文化史に抜けていくその道筋は、文化研究(カル・スタ)中心であった研究動向にあらたな可能性を予感させる」
  • クローズアップ2016:公文書管理 ずさんな点検 政府の「紙くず箱」 国立公文書館前館長・高山正也氏に聞く | 毎日新聞

    国の公文書管理のあり方や現状について、国立公文書館の前館長、高山正也氏に聞いた。 日のお役人は記録を残したがらないようだ。これを残したら後で何か言われるのではないか、先輩の顔に泥を塗ることになりはしないかなどと、気を回しすぎるのではなかろうか。 公文書の保存期間が終わった後、国立公文書館に移管するかどうかについても事実上、省庁側の裁量で決められている。法的には公文書館も意見を言えることになっているが、独立行政法人(独法)という立場で人員も圧倒的に少ないため、ほとんど機能しない。結果、重要な文書は捨てられ、そうでない文書ばかりが移管されてくるように見える。自虐的な言い方をすれば、国立公文書館はまるで政府の「紙くず箱」のようだ。 まず、公文書管理の大前提として役所は重要な情報を文書化しなければならない。そしてその文書が50年後、100年後も国民にとって必要かどうかを公文書館の専門家が見極める

    クローズアップ2016:公文書管理 ずさんな点検 政府の「紙くず箱」 国立公文書館前館長・高山正也氏に聞く | 毎日新聞
    maimai921
    maimai921 2016/12/13
  • 2016年夏・秋のアーカイブズ関連�国際会議の報告:ICAソウル大会を中心に(古賀崇)

    2016年9月の国際アーカイブズ評議会(ICA)ソウル大会と、併催されたICA教育研修部会(ICA-SAE)の国際会議を中心に報告。あわせて、各会議を通じての感想や、国際会議の参加・運営をめぐる留意点を、まとめとして提示した。Read less

    2016年夏・秋のアーカイブズ関連�国際会議の報告:ICAソウル大会を中心に(古賀崇)
    maimai921
    maimai921 2016/12/13
    韓国のアートアーカイブ他、要チェック。