ジョジョのアニメは原作に対する確かなリスペクトを感じる。 ビジュアル面では最初こそ少し戸惑ったがすぐに慣れたし 展開もテイストを削らず、殺さず、それでいてそっと、ちょっとしたオリジナルの味付けをしている。 しかし、まったく楽しみではない。 毎週欠かさず見ている、しかし楽しみではない。 何故か。 知っているからだ。 どれほどアツい展開になっていても、これからどうなるか、先を知っているからだ。 もうすぐ康一くんが『矢』で貫かれるだろう、しかし死なない。それどころかスタンド使いに覚醒する。 恐ろしい顔をしたトニオさんは本当においしい料理を作りたいだけだ。 噴上裕也の恐怖のサインはアゴを触ることだ。 川尻浩作の正体は吉良吉影だ。 20年ほど前から今に至るまでジョジョの原作を穴が開くほど読んだ結果 ようやくというか、ついにというか、せっかくアニメになったのにこんなことになってしまった。 なんか記憶す