プロ野球の広島は8日、西日本豪雨で甚大な被害が出ているため、9日から広島市のマツダスタジアムで予定していた阪神3連戦を中止すると発表した。球団は「多数の犠牲者が出ている中で試合を行っていいものか十分に検討した結果、決断をいたしました。被災された地域の一日も早い再建と復興を、心からお祈り申し上げます」とコメントを発表した。 8日の東京ドームでの巨人戦後、取材に応じた鈴木清明球団本部長は「試合ができる状況ではない。災害なので試合を盛り上げていくような状況ではない」と説明した。緒方孝市監督も「まだ全然落ち着いた状態になっていない。試合をする環境としては厳しいだろう」と話した。