希望の党と民進党が合流して結成する新党「国民民主党」は7日午後、設立大会を東京都内のホテルで開く。8日に設立届を総務省に提出し、希望の玉木雄一郎、民進の大塚耕平両代表が新党の共同代表に就く予定だ。 衆院の民進系会派「無所属の会」の野田佳彦前首相は7日午前、千葉市で記者会見し、新党には参加せず無所属…
希望の党両院議員総会でのあいさつで代表辞任を表明した小池百合子東京都知事=衆院第1議員会館で2017年11月14日午後5時9分、川田雅浩撮影 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は14日、国会内で開いた党両院議員総会で代表辞任を表明し、了承された。後任には、10日に共同代表に選出された玉木雄一郎氏を推挙し、その場で玉木代表の就任も了承された。小池氏は辞任理由を「国政については国政の皆様方にお任せしていきたい」と説明し、都政に専念する考えを示した。衆院選敗北の責任を取った形だが、憲法改正などをめぐる路線対立が表面化する中、同党の求心力が低下するのは必至だ。 小池氏は総会で「代表の座を降りて、しかるべき形で皆さんをサポートしたい」と表明。総会後、記者団に「玉木執行部が船出するのを見届けて、創業者としての責任を一つ終えた」と語った。新代表に就任した玉木氏は小池氏を「特別顧問」などで処遇する考え
希望の党は27日、衆参両院議員総会を開き、暫定の新執行部を発足させる。小池百合子東京都知事と並ぶ共同代表には、大島敦・前民進党幹事長(60)=衆院埼玉6区=をあてる調整に入った。総会では11月1日召集の特別国会に向けて、首相指名選挙への対応なども協議する。 希望は、幹事長や政調会長などの主要ポストが空席のまま衆院選を戦った。小池氏は25日、代表続投を表明する一方、共同代表などの執行部人事は国会議員側の議論に委ねる考えを示していた。 これを受けて26日、樽床伸二代表代行と大島氏が共同代表などの人事案について調整。希望は衆院選で、小池氏に近い若狭勝氏など結党メンバーの大半が落選し、当選者50人中約40人が民進からの合流組だけに、共同代表には「大島氏なら幅広く理解を得やすい」との見方が広がった。
希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は25日午前、訪問先のパリから成田空港に到着した。党内から代表辞任を求める声が出ていることについて「これから皆様と話し合いたい。ただ創業の責任もあるので、その辺を見極める必要がある」と記者団に語り、慎重に判断する考えを示した。 小池氏は党内にある解党論に対して「責任…
「小池さん、待てど来ず」 発足当初の勢いを失い、公示前の勢力を大幅に減らす結果となった希望の党。落選した候補者の陣営からは、小池百合子代表への恨み節も聞こえた。 「小池さんはいつ来るんだろうと思っていたら、一緒に街頭に立つことはなかった。落下傘候補の本人がかわいそう」。元熊本県議で東京7区から立候補した希望の荒木章博氏の陣営関係者が、小池代表の選挙応援のあり方に不満を述べた。 「(選挙期間中の)12日間で党勢の失速というのがね……」。9月に民進党に離党届を出して除籍され、希望の公認候補として出馬した栃木1区の柏倉祐司氏の陣営幹部が振り返った。ただ幹部は「希望の党を信じて戦ったわけですから」と語り、結果を受け止めていた。
テレビのインタビューに応じる民進党の前原誠司代表=東京都千代田区で2017年10月22日午後9時37分、佐々木順一撮影 希望の党は公示前勢力の57議席を維持できず敗北したことで、党内が動揺している。結党メンバーも多くが落選し、立て直しは難航が必至だ。小池百合子代表への不満も相次ぎ、混迷は深まっている。希望との合流を決断した民進党の前原誠司代表は辞任する意向を示した。 希望は過半数ライン(233議席)を上回る235人を擁立したが、はるかに及ばず、野党第1党も立憲民主党に譲った。樽床伸二代表代行は23日午前、国会内で記者団に、党勢を失速させた小池氏の「排除」発言を巡り「表現一つで大きく党勢が変わる脆弱(ぜいじゃく)な態勢だった」と語った。 当選者の大半は民進党から合流した前職や元職で、小池氏側近の若狭勝氏も落選した。小池氏の求心力は急激に低下している。当選した民進党出身の前職は「小池氏の責任を
小池百合子・東京都知事による希望の党結成から総選挙まで、「劇場型政治」「劇場型選挙」という言葉が飛び交った。その最中、劇作家・演出家の平田オリザ氏が朝日新聞の10月5日朝刊(東京都内版)のインタビューで怒った。「マスコミが『小池劇場』『劇場型政治』と呼ぶことに憤りを感じます。劇場は市民が集い、作品について『対話』し、考えを深める場です。いまの政治家がしているのは、それとは全く違い、目先の視聴率を競う『テレビ型政治』です」 「劇場」にこだわったのは平田氏だけではない。日経新聞の同9日朝刊1面コラム「春秋」は、両国の寄席をのぞいたところ、落語家が「希望の党を排除された人、排除した人」を噺(はなし)のなかに登場させ、大喝采を浴びていたと紹介。「『劇場型』といわれる総選挙は、あすが公示日。結末は悲劇か喜劇か不条理か」と問いかけた。
22日投開票の衆院選で、SNS大手のフェイスブックは、サイト上で公開されている投稿を分析し、「最も言及された選挙関連の話題」「最も言及された政党」を初めて公表した。公示前後の投稿を分析したもので、選挙関連の話題のうちトップは公示前後ともに安全保障の話題だった。 分析は公示前の30日間(9月11日~10月10日)、公示後5日間(10月11~15日)で実施。投稿への賛意を示す「いいね!」や「シェア」も含めた。内容は分析しておらず、各話題や政党への賛否は分からないという。 政党については、小池百合子東京都知事が率いる新党「希望の党」が公示前、64%でトップだったが、公示後は19ポイント減の45%で2位に。報道各社の世論調査で、希望の党は「失速」が伝えられており、フェイスブック利用者の傾向と符合していると言えそうだ。
党代表の小池知事が「衆院選立候補しない」考え示す 希望の党代表の小池百合子東京都知事が衆院選(10日公示、22日投開票)に立候補しない考えを示していることから、同党が衆院選後の首相指名選挙で誰に票を投じるか注目されている。選挙中には投票先を明らかにせず、選挙後の政局の主導権を握る思惑があるとの臆測も飛び交う。 「水と油で手を結んだこともある」。民進党の前原誠司代表と5日に会談した後、小池氏が記者団の前で発したこの言葉が波紋を広げた。小池氏が言及したのは1994年6月、第1党だった自民党が、第2党の社会党の村山富市委員長(当時)に投票し、首相に就いたケースだ。衆院選後の政界の流動化を想定して動いていると受け止められた。
会談後、記者らに囲まれ質問に答える小池百合子東京都知事(左)と民進党の前原誠司代表(右)=東京都新宿区で5日午後0時33分、竹内紀臣撮影 希望の党の小池百合子代表(東京都知事)は5日、東京都内で民進党の前原誠司代表と会談して衆院選の対応を協議し、「総選挙への(自身の)出馬はない」と伝えた。前原氏の出馬要請を固辞した。会談後、両氏が記者団に明らかにした。また、希望の党の「首相候補」について小池氏は、「どういう旗頭で戦うかを整理していきたい」と述べ、早期に決める意向を示した。 小池氏は記者団に「出馬要請をいただいたが、最初から私の出馬はないと言ってきた」と述べた。前原氏は「小池氏は固辞された。しかし、政権選択選挙なので、出られないなら、早急に話し合いをして(首相候補を)決めないといけない」と話した。両氏は会談で、3次公認の規模や希望の党の公約を巡っても意見交換した。
原子力規制委員会が入るビルの前で柏崎刈羽原発の再稼働反対を訴える人たち=東京都港区で2017年10月4日午前10時10分、藤井達也撮影 脱原発は本当か--。希望の党(代表・小池百合子東京都知事)が「2030年までに原発ゼロ」を衆院選の公約に掲げたものの、党が公認候補と結ぶ政策協定の「踏み絵」から外し、脱原発を望む人たちの間で期待と疑念が交錯している。一方、東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働に慎重だった泉田裕彦前知事も、再稼働を進める自民党からの出馬を決めており、立候補予定者の原発へのスタンスが見えづらくなっている。【関谷俊介、金沢衛、降旗英峰】 「希望の党の原発ゼロは歓迎したいが、本当に信用できるのか」。原子力規制委員会が柏崎刈羽原発6、7号機に「合格」を出した4日昼ごろ。規制委が入る都内のビル前で抗議活動をしていた男性(77)はこう言って首をひねった。
連合は4日、東京都内で定期大会を開いた。神津里季生(りきお)会長は衆院選で希望の党や立憲民主党などの特定政党を支持せず、民進党出身候補らを個別に支援する方針について「連合として支持政党をどうするかは選挙後に議論する」と述べ、理解を求めた。 これまで支援してきた民進党が事実上解党したことについては「…
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