総務省消防庁は21日、熱中症のため13~19日の1週間に全国で3669人が救急搬送されたとの速報値を発表した。前週(6~12日)の7079人からほぼ半減し、死者はいなかった。4月30日からの累計搬送者数は8万2014人となった。 今月17日には35度以上の猛暑日となった地点が40日ぶりにゼロとなるなど、厳しい暑さが一段落した影響とみられる。 1週間の搬送者数を都道府県別に見ると、東京の291人が最多で、大阪259人、埼玉240人、福岡203人の順。65歳以上が全体の55.4%を占めた。(共同)
厳しい暑さで41度を超す温度を表示するJR多治見駅前の気温計=岐阜県多治見市で2018年8月3日、兵藤公治撮影 年間で過去最多2013年の5万8729人を既に上回る 総務省消防庁は7日、熱中症のため4月30日~8月5日の約3カ月に救急搬送されたのは累計7万1266人で、年間で過去最多だった2013年(6月1日~9月30日)の5万8729人を既に上回ったとの速報値を発表した。死亡したのは138人だった。 日本列島が長期にわたり高気圧に覆われ、7月23日に埼玉県熊谷市で国内観測史上最高の41.1度を記録するなど、各地で猛烈な暑さが続いたためだ。 今月6日にも岐阜県下呂市で国内2位タイの41.0度を観測。消防庁は今後も暑い日が続くとみて、こまめ… この記事は有料記事です。 残り372文字(全文639文字)
宮城県名取市は25日、市立下増田小(同市美田園)で児童38人が熱中症の症状を訴え病院に搬送されたことを受け、全市立小中学校に熱中症の危険度を示す「暑さ指数」の計測機を導入すると発表した。 暑さ指数は、気温▽湿度▽日射など周辺の熱環境--の三つを取り入れた指標で、単位は度数で表される。環境省は今年4月から全国840地点の1時間ごとの数値を実況し、「ほぼ安全」~「危険」(暑さ指数31度以上)の5段階で知らせている。ただ、名取市はこの観測地…
三重県名張市夏見の市民プールが25日、猛暑の影響で午後から利用中止になった。同施設が計測したところ、正午時点でプールサイドの気温が38度、水温は31度に達した。更に上昇する恐れがあったため、利用者が熱中症になることなどを考慮し、中止を決めたという。 同プールは市が2015年度から東大阪スタジアムに…
夏本番を迎えた。熱中症で命を落とす人の約8割は65歳以上の高齢者で、実は自宅で発症することが多い。室内での暑さ対策は怠りがちなので重篤になってしまうことがある。熱帯夜が続くと、就寝中も気が抜けない。熱中症を未然に防ぐための注意点と対処法を医師に聞いた。【鈴木梢】 脱水時には経口補水液/渇きセンサー鈍化注意/いびきや寝汗の予防を 在宅療養支援診療所「たかせクリニック」(東京都大田区)理事長で医師の高瀬義昌さんが訪問診療に出向くと、80代の女性に異変が起きていた。日ごろの活気や食欲がない。エアコンはついており、ベッドの近くにはお茶のペットボトルも置かれていた。一見すると暑さや水分対策に気を配っているようだが、女性はカーテン越しに熱が伝わる窓際のベッドに横たわっていた。高瀬さんは、夏になるとこのような脱水症状の患者を多く目の当たりにする。 熱中症は、高温多湿の環境で体内の水分と塩分のバランスが崩
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く