巨人の越智大祐投手(28)が、背骨の靱帯(じんたい)が骨化し脊髄(せきずい)を圧迫する難病「黄色靱帯骨化症」を発症し、手術を受けることが30日、明らかになった。 原沢敦球団代表によると、越智は出場選手登録を抹消された4月19日以降に足のしびれや背中の張りを訴え、5月上旬に同症と診断された。6月に手術を受ける予定。原沢代表は「本人の決断を最大限、尊重して万全のサポートをしていく。少なくとも今季マウンドに立つことはない」と述べた。 今季登板5試合で0勝1敗、現在2軍の越智は「しっかりリハビリを頑張って、1軍に戻れるようにしたい」と話しているという。 プロ野球では元オリックスの宮本大輔投手が06年春季キャンプ中に同症を発症し、08年7月に1軍で復活登板を果たした例がある。【武藤佳正】