パナソニックが発売するナノイー発生装置を搭載した液晶テレビ「ビエラ」=大阪市北区で2012年6月1日、宮崎泰宏撮影 パナソニックは1日、除菌効果のある微粒子イオン「ナノイー」発生装置を初めて搭載した19型液晶テレビ「ビエラ」を今月下旬に発売すると発表した。独自のナノイー技術は、室内のカビ菌やダニの抑制、脱臭に加え、肌の潤いを保つ効果があり、快適なテレビの視聴空間を実現する。市場想定価格は4万6000円前後。 1人暮らしの働く女性をターゲットに、ベッドサイドなどにスペースを取らずに置ける大きさにした。テレビの背面上部の吹き出し口からナノイーイオンを放出する。ナノイー装置の運転はテレビの電源に連動するが、専用リモコンでナノイーボタンを使えば単独運転もできる。年間3万台の販売を目指す。【宮崎泰宏】
全日空(ANA)は1日から、東京都大田区の羽田空港第2ターミナルでスマートフォンなどの専用アプリを使った動く「エヴァンゲリオンAR」体験をスタートさせた。 今秋公開の映画「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」とのタイアップ企画で、AR(拡張現実)技術を駆使した専用アプリでスマートフォンやタブレット端末の画面に等身大のエヴァンゲリオン初号機を表示させたり写真撮影をすることができる。表示されるエリアは、同空港内の手荷物検査場通過後の制限区域内出発フロアと到着フロアに2カ所ずつ設置されている。 体験には事前に専用アプリのダウンロードが必要で現在はアンドロイドOS2.3以上が対象だが、アップルのiPhone4やiPadの対応も予定している。【米田堅持】
ヒット曲「また逢う日まで」で知られる歌手の尾崎紀世彦(おざき・きよひこ)さんが5月31日未明、東京都内の病院で死去した。69歳。神奈川県出身。(共同)
飲酒絡みの不祥事続発に業を煮やした高島宗一郎・福岡市長が市職員に1カ月間の自宅外「禁酒令」を出して10日が過ぎたが、会合などで飲酒の機会が多い市議会議員の間にも困惑が広がっている。市民から「議員は飲んでいいのか」と問われたり、飲酒を伴う会合が中止となるケースが相次いでいるためだ。市議会事務局は「禁酒は市職員が対象で、議員が酒を飲むのは自由」とするが、議員たちの肩身の狭い思いはしばらく続きそうだ。 森英鷹議長(自民)は、若手議員から「飲酒していいのだろうか」と相談を受けた。飲酒を伴う会合に参加すると、市民から「議員は飲むのか」と指摘され、気まずい思いをするという。森議長は「議員は会合によっては飲酒せざるを得ない。若手議員にはそんな時はしっかり飲むよう伝えた。市長の子供じみた対応に付き合う必要は全くない」と語気を強めた。 一方で、議員と市職員が同席する懇親会などは取りやめとなるケースが増えてい
「くるみちゃん」を自転車の前かごに装着するボランティア(左)。荷物を入れる時は上部のファスナーを開けるだけで、中身が飛び出ない利点もある=東京都板橋区で、黒田阿紗子撮影 自転車の前かごに装着するひったくり防止カバー「くるみちゃん」に注目が集まっている。警視庁が考案し、昨年7月から無料で配布したところ、東京都内の今年1〜4月のひったくり被害が激減。全国の警察本部からの引き合いも相次いでいる。 くるみちゃんは自転車の前かごを袋のように覆い、荷物を隠す防犯カバー。名称は前かごを「くるむ」にちなんだ。大きなファスナーが特徴で、ネギなどもすっぽり収まる。防水加工のため雨でも使えるという。 都内のひったくり事件は99年をピークに減少していたが、09年に増加に転じ、10年末にも急増。被害者の9割以上が女性で、うち約4割が自転車に乗っていた。 当時、警視庁は前かご上部にかぶせる防犯ネットを普及させていたが
大阪市の橋下徹市長は1日、関西電力大飯原発3、4号機(福井県)の再稼働を巡り、これまでの反対姿勢から「事実上容認する」と方針転換したことについて、「負けたと思われても仕方ない」と述べ、“敗北宣言”した。一方で「次のステージに向けて頑張る」と話し、原子力規制庁での安全基準作りや電力供給体制の変革について積極的に発言していく意欲を見せた。 橋下市長は、政府が大飯原発の再稼働を妥当と判断した4月以降、「選挙で民主党政権に代わってもらう」などと政権批判を続け、再稼働に反対してきた。しかし、夏の電力不足が約15%と厳しく、政府が再稼働を最終決断する見通しが強まったことを受け、先月31日に「夏を乗り切るために、再稼働を容認する」と方針転換した。 1日には市役所で記者団に、「反対し続けなかったことに責任を感じている」とした上で、「大飯原発は『超』例外」「安全が完全に確認された上での再稼働ではないことを分
人気ロールケーキ「堂島ロール」を製造販売する「モンシュシュ」(大阪市北区)に対し、天満労働基準監督署が未払い賃金の支払いを求める是正勧告を出したことが分かった。 同社や関係者によると、労働基準法に違反しているとして是正勧告を受けたのは5月10日。あらかじめ社員にみなし残業時間を設定し、残業代込みの給与を支払っていた。しかし、実際の残業時間がみなし残業時間を大きく超過しているとして、残業時間の短縮と過去2年分の未払い賃金の支払いを求められたという。 同社は未払い賃金の総額を明らかにしていないが、勧告を受けたことについては「創業9年目で企業として未熟な部分も多く、指摘はきちんとした組織作りをするきっかけと前向きに捉えたい」とコメントした。 モンシュシュのホームページによると、同社は03年9月創業、従業員は約570人。民間信用調査会社によると、「堂島ロール」のヒットで業績を拡大しており、11年9
09年以降に死刑を執行された12人について、刑の確定後から執行後までの手続きの詳細が判明した。毎日新聞の情報公開請求に対し、法務省が同年以降の死刑執行命令書を含む9種類の関連文書を開示(一部不開示)した。決裁者など死刑執行の流れが分かる一連の文書がまとめて公になるのは初めて。執行命令書に法相は署名せず、法相公印も事務方が押していることや、二つのルートで決裁を得る必要があることなども分かった。 従来、報道を中心に「法相が死刑執行命令書に署名(サイン)」との表現がしばしば用いられたが、開示された文書によると、法相の署名は執行命令書ではなく、「死刑事件審査結果(執行相当)」と題された別の決裁文書にあった。執行命令書には印字された大臣名の脇に公印が押されていたが、法務省刑事局は「一般論として大臣の公印は秘書課長の指示を受けた部下が押す」と説明。法相自身は執行命令書に押印もしていなかった。
「『死刑判決を出してしまった』という重い気持ちがどこかにある」。長野地裁で11年3月、強盗殺人罪に問われた被告に極刑を言い渡した長野市の男性会社員(43)は、判決から1年以上たった今も心が揺れる。 建設業の一家3人を殺害して現金を奪ったとされる被告は、被害者親子から不当に給与を天引きされていた。遺族への謝罪文をつづるなど真摯(しんし)な反省と後悔も見て取れた。「情状の酌み取り方次第で、死刑と無期のどちらに転んでもおかしくない」。男性は悩んだが、判決は3人殺害という重大性を考慮して死刑と決まった。 判決後の初出勤日、「同僚から『死刑判決はおかしいよ』と言われたらどうしようか」と思い、気分が沈んだ。裁判員制度の意義は感じたが、死刑の選択は「苦役」だと思った。 被告側は控訴。東京高裁は1審判決を支持した。裁判官が同じ判断をしたという事実にも、苦悩は解消しなかった。心のどこかで「自分たちの判断を覆
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